先日のフジテレビ「トリビアの泉」で和歌山県すさみ町にある海底ポストがとりあげられた。その存在は知っていたが、未だに1日平均10通程度のはがきが全国に配達されていると聞いて驚いた。
これは2001年に114日間にわたって開かれた「南紀熊野体験博」の時に設置されたものだ。それで思い出したが、これまでの博覧会は、テーマパークなどを設けて、その枠の中に人を集めて開催するのが普通だった。ところがこの博覧会はそうした枠を取っ払い、初めて海、川、山の天地自然すべてを会場とし、様々な工夫がなされたそうだ。
そして約310万にもの参加を得て、大成功に終わったそうである。その当時、全国の各種イベントやテーマパークはいかに人を集めるかで汲々としており、この固定観念に縛られない柔軟な発想、さすが紀州、学びたいものである。
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No.24
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