==思うがままに==

2004年7月2日のエッセイ


紀州世界遺産登録
 紀伊山地の霊場と参詣道が世界遺産に登録された。道を要素とする文化遺産は世界で二例目だそうだ。一番はシルクロードかな?それにしても、子供の頃に遊び回っていたところが、世界遺産に選ばれるなんて。そういえばいまはなき、大きな声の紀州連合のメンバーが言っていたような。それにしても富士山をさしおいて、こんなに早く選ばれるとは夢にも思わなかった。

 子供の頃、よく自転車で那智山にのぼり、滝を見に行った。途中舗装道路を行かず、自転車をおいて近道を歩いて登った。そこを通るたびに、この道は自分たちだけの秘密の道というような高揚感を覚えた。そこがなんと熊野古道であることは後から知った。熊野大社へと近づいてくると、うっそうとした杉木立ちの間に石畳が階段となって敷かれている。鎌倉時代のものだそうだ。

 この那智の山の奥まったところに、日本一高い那智の滝がある。これが海からも見ることができ、麓の町勝浦の教会からも10センチくらいに見える。滝壺まで行くことができるが、その勇姿と轟音に時を忘れる。ところがこの滝は「一の滝」で、その山奥深く全部で48もの滝があることはほとんど知られてないであろう。 長い間閉鎖されていたが、10数年前に修行道場として復活したと聞いている。

 もちろん、一般の人間は立ち入り禁止。ただ、小学生の頃友達と「二の滝」まで行った覚えがある。それがもう一つの記憶では、柵の端を迂回して侵入し、いくらかは登っていったが、真右に見えた「一の滝」の轟音とその高さにびびって途中で引っ返した記憶も残っている。「二の滝」を見たという記憶は、那智銅山後を探検したときのようでもあるし、これだけは自分でもどっちの記憶が正しいかわからない。ただ、時々思い出すように夢想すると神秘の世界を飛翔している気分になる。皆様も一度、神秘の国紀州へどうぞ。
No.430

日本橋小町  2004/07/02/23:24:28   No.431
紀州といえば、那智の滝と南高梅ですね。滝をご神体にすることは、日本的感覚のすごいところですよね。一度訪れたいです。

それに、南高梅。この肉厚な梅は最高です。下の息子は一番辛い口が大好きです。だいたいこの頃みかんでもなんでも、甘口になりすぎてます。すっぱいものはすっぱくなくてはなりません。甘い梅なんて最悪だといつも息子は吠えております。
が、しかしデパートに行っても蜂蜜でつけたりした甘口が幅を利かせてほとんど辛口がありません。辻井先生、辛口の南高梅がどこにあるかご存知でしたら、是非教えて下さい。

つっさん  2004/07/03/08:34:13   No.432
 一度行ってみてください。いいところですよ。まあ、遠いですが。

 南高梅ですが、紀中が本場で紀南は観光客向けにはたくさん売ってますが割高ですね。以前紀中の石船教会の記念祭かなにかで頂いた香梅漬というのが絶品で時々宅急便で送ってもらってます。これは甘い梅の走りだと思います。

 ただ、そのカタログには「しそ梅漬け」というのがあって、「昔ながらの田舎の味」とうたってるのがあります。送料がかかるので割高になりますが、割安のプラスティック容器では、350グラムで1220円、後450・1820円、700・2700円、1キロ3300円、1.5キロ4700円、1.9キロ5950円
2.8キロ8200円とあります。

 有限会社ヤマイチ本店
 0739−52−2221

 ご参考までに。


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