金光教の信仰

                                    
天地の道理に基づき、
生神金光大神取次によって、
天地金乃神と人間があいよかけよで立ち行く世界を日々刻々顕現し、
世界中のすべての1人ひとりがかけがいのない命を生き生きと輝かすことができるよう祈り、行動していく信仰です。

○天地の道理
 人間は神のいとし子として、天地のはたらきによって生かされて生きるものであるという道理をいいます。

○生神金光大神取次
 教祖金光大神様が絶えず神前に奉仕し、参拝者1人ひとりの願い事を聴き、それを祈念することによって神に取り次ぎ、また神の願いを感取し、これを参拝者に教え、話をすることによって神の願いを取り次いだことに始まります。
 現在では、岡山県金光町にある本部広前はじめ国内、海外1600余の教会の広前結界で教主金光様はじめ各教会の取次者によって営まれています。

○天地金乃神 
 広大な天地のあらゆるものを生かし、育む神様です。私達と離れてあるのではなく、私達の助かりをどこまでも共に願い、私達一人ひとりを神のいとし子として、愛して下さる神様です。すなわち、「人間あっての神、神あっての人間」という、人間との関係において、そのはたらきを現す神様です。人間は人間の力だけで生きているのではなく、神様の恵みの中に生かされて生きているのであり、神様もまた、神様だけでそのはたらきを現すのではなくて、人を通して、生きたはたらきを現します。
 ですから、天地金乃神様は、私達人間とかけ離れたところから、神の力をもってすべてを支配するのではなく、どこまでも私達と深く関わり合い、はたらき合いながら、人間をはじめ万物を生かし、育て、守って下さっています。

○あいよかけよ
 神と人との働きあいを示すことばで、神のはたらきが人のはたらきの中身となり、人のはたらきが神のはたらきの中身になるという、相互にはたらきの中身になりあい、本物になりあう関係にあることを指していいます。あいよかけよによって、両者の間に神が生まれ、神と人とが共に立ち行くことができるという根本原理を示しています。
 あいよかけよは、天地すべての存在は相より相かかわって成り立っているという存在原理であり、そしてすべてのものが相より相かかわって生きているという関係の原理であり、さらに相より相かかわっていくことによって立ち行くことができるという実践の原理を併せ持ってます。