大戦の経験から平和の実現を

                                    

東京新聞2003.3.26 5面 発言欄

学生寮寮監 辻井篤生 44歳 (東京都小金井市 )

 先日、北朝鮮ミサイル発射のテレビニュースを見ていると、9歳になる娘が、「日本は戦争をしないと決めてるんだよね」と突然言う。最近のイラクや北朝鮮の問題から直感的に恐ろしさを感じているのだろう。
 
 確かに日本は約60年も前に戦争をしないと決めた。

 日本国憲法前文では、「全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」とすでに戦争や紛争の根本原因が「恐怖と欠乏」にあると気がついていた。

 私たちは、この根本原因を取り除く最善の方法を模索し実行すべきではないだろうか。例えば1兆円あれば世界中すべての国の子どもたちに日本に留学していただけると聞いている。日本は大戦の経験から、世界の平和や安全の実現にに取り組むべきではないだろうか。

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