金環日食

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 妻がもう1月ほど前から金環日食用めがねをインターネットで注文していた。ネットで注文したくらいだから高いものだと思って、ついつい「そんな雨か曇るかもしれないのに、よく買うね」と言ってしまい、売り言葉に買い言葉、「そんなに騒ぐことでもない、興味ない」と言ってしまった。

 そして昨晩までの天気予報は曇り。やはり大騒ぎするほど見られなくなると思っていた。ところが、今朝起きると何と晴れているではないか。テレビで騒ぎはじめたので、めがねを借りて見ると、上方、右の方からかけはじめていた。妻は「ほれみたことか。やっぱり買っててよかった」と勝ち誇っている。

 するとまたもや曇り始めた。やはり本番の金環は無理か。その後、7時からの御祈念を終えて外を見ると何とまた雲の合間からお日様が輝いている。慌てて寮監室の方に戻っていくと、寮生たち数人も外に走っている。順番、順番と言いながら、回し見ていたら、めがねを持っている寮生たちも出てきた。

 見事なダイヤモンドリングになると、近所のあちこちから歓声が聞こえてきた。寮生たちも大喜び。東京では173数年ぶり、名古屋では何と900年前の平安時代と言うではないか。それを聞いて大したことないと思っていた私も、すごいものを見れた感動がわき起こってきた。

 ふと気がつくと急に寒くなってきた。私だけが「寒い、寒い」と言っていると「太陽が遮断されるのだから寒くなるのは当たり前」と聞かされ、またまた驚いた。そうか、気温も下がるのだ。確かに若干暗くなったのも確かであった。

 私は、「毎日、月を見ては感動しているから特別なことではない」とか言いつつ、本当は曇って見えない時のショックがいやで、平静を装うとしていた自分に気がついた。何とも大人げないことである。

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このページは、つっさんが2012年5月21日 17:40に書いたブログ記事です。

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