6時から夕食、7時からは歓迎会を開いて頂いた。宿泊は首都圏地震等災害ボランティア機構が教会の裏の空き家を借りていただいている。男性は全員そこに泊まる。1階に1部屋と2階に3部屋ある。夏場なら詰め詰め20人くらいは泊まれるかも。
女性は、教会横にある金光会館(信奉者会館)にお世話になる。こちらの1階にシャワー室がある。(食事と入浴は、残念ながら諸事情でここでは詳しく書けず、知りたい方は個人的にご質問下さい)。
第二日目は、ボランティア活動が今日までの寮生のために、嶋田先生が被災状況をしかと見ておくこと必要ということで、陸前高田市と気仙沼鹿折地区、気仙沼南の三箇所を案内してくださった。まずは陸前高田市。山間を走っていると津波の被害にあったとんでもない姿の家屋が見えてくる。えー、何でこんなところにもと思ったが、川が流れており、山間でも川がそばのところは、軒並みやられている。
海近くの小さな集落も全滅。そしていよいよ陸前高田市の中心街に入っていくと、想像はしていたが、何ともいえない光景に息をのむ。最初は、誰も何も言葉を発しようとしない。日曜日だからか、全く重機も人影もまったくない。まさにゴーストタウン。車を降りて、嶋田先生のご説明を受け、ようやく言葉が出だす。
次に、津波の高さがわかるという建物へ。陸前高田市中心部北側でそこだけ2棟公務員宿舎の建物が残っている。海からは数百㍍のところだと思われる。この建物の5階の部分は全てカーテン等残っているが、4階以下は完全に空洞になっていて、家具等全て流されてしまっている。あの高さまで津波が来たかと思うと足がすくむ。
その後、気仙沼に引き返し、あの大火災があった鹿折地区へ。途中、千葉県警、京都府警、警視庁等の警察官がご遺体を捜索しているがまだまだ被災箇所に比べ数が少ないように思う。鹿折地区は運転手で入った2か月前とほとんど変化がない。そこから港の方に向かうと、大きな漁船がクレーンにつられ、海に戻す作業をやっていた。なかなか動かず、気の遠くなるような作業だ。(つづく)
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