東京学生寮 1月の月例祭・食事会
昨日17日、東京学生寮1月の月例祭が村田運営委員ご祭主のもとに仕えられ、概要後掲のとおりの教話を拝聴した。その後食事会を催した。村田先生がご出向の時は村田先生お手料理を頂く。このたびはブリしゃぶ、ぶり焼きと揚げ物。お刺身で頂く者多数で、あまりのお味に各所でうなり声が。
引き続いて、今月のお誕生月のお二人をお祝いした。
教話概要
「阪神大震災から20年、皆さんは記憶にないと思うが、昨日、今日の報道で知っていると思う。これを見ながら当時からのボランティア活動について振り返り、考えさせられた。
阪神の時はボランティア元年といわれた。社会全体が初めての経験。私たちも気負いがあって色々とトラブルを抱えながらの支援となった。その後、中越地震の時は一般の自治体のボランティアに参加した。少し雪かきをしたくらいで被災者の方からおもてなしを受け、『これでいいのか』と反省させられた。金光教ではこの時からボランティア派遣のための募金が始まった。
そしてこのたびの東日本大震災では、物資の提供や泥搔き、清掃など体での支援に加え、精神的な支援などまた違った支援が展開した。『お茶っこ』と呼ばれる被災者に寄り添う支援も始まり、中越の時のもてなしを受けて被災者の方と語り合ったことも、『あれでよかった』のだと思い返すことができた。
『人が助かりさえすればいい』との教祖の願いを受け、試行錯誤しながら取り組んできた。まだまだ足りないところもあるが、それなりにお育てを頂いたこともある。皆さんは幸いなことに寮監の導きで、ボランティア活動や沖縄遺骨収集などの平和活動に積極的に参加くださり、ありがたいことである。学生の本分はもちろん学業であるが、必ずやそれにも活かされると思う。さらにここからのご活躍を期待している」。