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戦争終結を願う

 コロナと戦争で暗澹たる気持ちになっているときに、さらに訃報が届いた。寮でも大変お世話になっている方で、コロナ前はそれこそ一月に一度のペースで飲んでいた方である。一年前から病気闘病中で先月亡くなられたとのこと。ご本人の意向もあったようで、全く突然のことで驚き悲嘆に暮れている。
 
 病気でも親しい人を亡くすのは本当に辛い思いで一杯になるのに、今現在戦争で命を奪われた方の身近な方たちの悲しみはいかばかりであろうか。このことを思うと本当にやるせない気持ちで一杯になる。

 人間の親神たる天地金乃神様も、自身のお体の上で、自身のお子同士が、兄弟同士が愚かにも殺し合いを続けている様に、どれだけ嘆き悲しんでおられるであろうか。直ちに戦争をやめて頂きたい。首都圏フォーラムでは、下記の緊急メッセージを出されました。

平和の祈りと連帯を
~ロシアのウクライナ侵攻にあたり~

 去る2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始しました。武力をもって他者を支配しようとすることは、どのような理由をもってしてもあってはならないことです。そして、現在もウクライナにおいて戦火が広がり、多くの人が殺され、傷つけられ、生活の場を奪われ、恐怖にさらされていることは、私たちの深い悲しみです。戦争は、神のいとし子同士が傷つけあい殺しあうことであり、人間の苦しみであると同時に神様の悲しみであります。

 私たちは、
 人類が戦争を繰り返していることを神様にお詫び申しつつ、世界の平和を祈ります。
 ロシア、ウクライナ両国間の即時停戦を求めます。
 国際社会の連帯による、戦争終結と傷ついた人々への平和的な支援を求めます。

 1868(明治元)年、天地金乃神様は教祖金光大神様に、「天下太平、諸国成就祈念、総氏子身上安全の幟染めて立て、日々祈念いたし(いたせ、の意)」と命じられました。今こそ、この内容を自らの生き方に現わしていく時だと思います。世界の平和とすべての人の助かりを願われる神様の心をわが心とし、世界平和の願いを掲げて連帯を求め、世界真の平和実現を日々祈ってまいりましょう。

 金光教首都圏フォーラムは、世界の平和を願うすべての人と、祈りをもって連帯してまいります。

  天地のいのちに生きる人間は、みな神のいとし子。
  すべてのいのちが尊ばれ、すべてのいのちが立ち行きますように。

2022年3月4日 金光教首都圏フォーラム