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タイの皆様に感謝

 今朝のテレビニュースを見て、ジーンと胸が熱くなった。東北関東大震災の被災者を少しでも支援しようと、タイでは、各地で募金活動が行われているが、首都バンコクにある貧しい人たちが暮らす地域でも募金活動が始まったそうだ。  
   
  この募金は、およそ10万人が暮らすバンコク最大のスラム街で活動する支援団体が中心となって、20日に始まったもの。参加者が仏教の読経を行い、震災の犠牲者を悼んだあとスラムの中を回り、 震災の被災者への募金を呼びかけた。このスラム街の住民の多くは、一日の所得が日本円で数百円ほどしかない。

 映像では、小さな子どもを含む多くの人々が呼びかけに応じ、次々と募金箱の中にお金を入れていた。募金に応じた男性の一人は、「できることは僅かですが、被災した日本人のためにできるだけのことをしたい」。  
   
  また、募金を呼びかけた支援団体の代表は「これまでスラムの住民は、日本から多くの支援を受けてきた。今こそお返しをするときだ」と話していた。まさに、「お互いさま」の精神。このニュースでは日本円にして120万円以上も集まったとのこと。本当にありがたく、感謝の念で一杯である。

首都圏フォーラム先遣隊2名被災地に

 所沢教会嶋田洋先生と常盤台教会三宅道人先生がそれぞれ2トントラックと軽トラに支援物資を満載にして昨日出発。仙台一泊後、今日は石巻教会と気仙沼教会に入る予定だそうです。

 どうぞ、無事安全、交通安全、万事にご都合、お繰り合わせを頂いて、先遣隊としての目的を達成されますよう切に願い、御祈念させていただいております。

 

津波

 津波については当欄で何度か触れたことがある。南海大地震が襲った時、近い山に逃げた人は助かったが、遠い山に逃げた人々は津波にのみ込まれたと。これを聞いたのはわたしが小学校の頃。今にして思えば、もう少し具体的にどの山と聞いておけばよかったと思う。いや、その時は話してくれていたはずだが、さすがに覚えていない。

 その私も確か小学校5年生頃に、津波を経験したことがある。小学校は海には近いが、だいぶ高台の山の上にある。ちょうど学校に行っている時で、けたたましくサイレンが鳴った。地震の揺れがどの程度だったか全く覚えていない。ただ、誰かが「潮が引いているぞ、津波がくるぞ」と叫んでいた記憶がある。

 南北に建っている小学校の北の端まで行けば、少しだが海が見える。今までに見たこともない位置まで海底が見えた。しばらくすると遠くの沖合から、数十メートルもあろう高波がやってくるのを確かに見た。

 その後、全員教室に入るようにとの指示で、津波が襲ってくるところは見ることができなかった。その時は、小学校から海側にあたる船のドックなどある大勝浦地区だけが被害にあったと記憶している。

 さて、今回級の津波が来ると、三方が海であるわが家はひとたまりもないであろう。確かに勝浦ハザードマップでは南海大地震の時、津波がわが家の位置まで軽く到達しているのがわかる。となると逃げるしかない。

 そこで問題なのがどこに逃げるかである。いちばん遠い山に逃げるのは、結局津波に追いつかれるからダメ。一番近くは走って2、3分のところにある小山だ。母のお墓がある。この山は一時避難所になっており、一番上にはヘリコプターが降りれるよう一応整地されているが狭い。母のお墓の位置で普通の民家の二階程度。標高10メートルくらいか、15メートルはないかも。この山には多くの人が殺到するだろうし、果たしてこの高さで大丈夫かの問題がある。

  いちばん安全なのは、先ほどの小学校がある山。広いし、高い。何よりも体育館等があり避難場所になるところである。しかし、ここまで行くのに走って7、8分というところか。津波が地震後5、6分で来てしまうかどうかで生死を分ける。いずれにせよ、何はともあれ、いかに早く避難するかが今回の大きな教訓である。
 

娘の不登校をおかげに

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東日本大震災支援物資募集要項

 金光教首都圏フォーラムでは、下記の支援物資を募集しています。また、28日より先遣隊2名を気仙沼に派遣し、今後のボランティア体制を構築していく予定とのことであります。

 募集品目は随時更新されますので、下記の首都圏フォーラムHP、BBS、後掲のツイッターでご確認ください。

http://shutoken.konko.jp/index.html

 

 支援物資募集事項 

★募集品目【すべて新品に限る】チャッカマン、歯ブラシ、使い捨てカイロ、生理用品、ドライシャンプー、マスク(大人・子供用とも)、ウェットティッシュ、タオル、ビニール袋(レジ・ゴミとも)

★4月末日着まで受付。

★送付の仕方(厳守してください。)
1.ダンボールに梱包
2.中身(品名・個数・サイズ)をダンボールの上部・側面(2面)に明記(支援先で即座に被災者へ届きます)
3.ダンボールに混載することは可

支援物資募集送付先:〒113-0033東京都文京区本郷2丁目17番11号
金光教東京センタービル
(03)3818-6321
金光教首都圏フォーラム震災係
差出人名も明記してください。

支援先は、気仙沼・石巻、北関東を手始めに配布予定。
募集品目は、随時更新しますので、ホームページを確認して下さい。
配布状況は、ホームページ・ツイッターにて随時報告していきます。

http://twitter.com/konkokyo_forum

「流された 妻よ娘よ」

 今日の朝日新聞31面「流された 妻よ娘よ」を読み、もう涙を抑えることができなかった。新聞記事を読んで胸が張り裂けそうになったことはかつてない。妻子を失った「佐々木政良(まさかず)さん」の心中を思うと言葉もない。
 
 「あとを追おう」とした正良さんを救ったのが母親の一言だった。
「あなたには三人を守る使命がある」、「仏になってもおなかもすくし、のども渇く。ほったらかしにできない・・・」。

 この言葉にわたしも御霊様を実感した。この記事を書いた坂本泰紀さんという記者の方も、恐らく泣きながら書いたと思う。目を背けたくなる辛い、辛い現実である。しかし、背けるわけにはいかない。地震で犠牲になられた御霊様たちの立ち行きと被災者の皆さまの一日も早い復興を祈るばかりである。

「東日本大震災被災者救援募金活動」に参加

昨日は金光教芝教会・金光教ボランティアチームのタイムリーな「東日本大震災被災者救援募金活動」に参加させていただいた。気仙沼教会ご信徒で、寮生のRちゃんの友達も参加。

11時30分に新橋駅烏森口で待ち合わせ、久しぶりに再会した皆さんが笑顔で会話が弾んでいる。少しほっとする。なんとここに7人、現地に1人と計8人も来てくれるとのこと。また、寮からは国際センターに研修に来ているトロント教会のステファニー・レイテさんも参加。ありがたいことである。

早速に芝教会に向かうと、教会長の宇都木あけみ先生やご主人、ご信徒の方々があたたかく迎え入れてくれた。午前中は資源回収をしていたとのことで、教会前には雑誌と新聞の山。資源回収をしながら募金の活動もされ、4万円以上の募金があったそうだ。

12時、芝教会お広前で御祈念、説明を聞き、その後気仙沼の方たちの自己紹介をして下さった。なんと、その朝初めて親御さんと連絡がとれ、やっと安否がわかった方、あの火事で家を焼かれてしまった方、家族や家は無事だったが、知り合いや友人を亡くされた方、実家に帰りたくても帰れないこの子たちの心労を思うと胸が痛い。

12時30分頃、銀座数寄屋橋まで約1キロの道を徒歩で向かう。救われるべきはみんな明るい。現場に到着、早速に配置につく。ただ、土曜日ということと福島原発や余震、計画停電の影響か、いつもよりはるかに人出が少ない。

何度か場所を変えながら賢明に呼びかける。高校生や小さなお子さんもマイクを持ち、訴え続ける。Rちゃんも声を振り絞って「助けて下さい」と呼びかける。途中から気仙沼の大学生たちにもマイクを持ってもらった。

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「私たちは気仙沼から上京している大学生です。気仙沼の海は風光明媚で有名な海です。その海が一瞬にして凶器と変わりました。あっという間に津波にのみ込まれ、いまだに家族との連絡がとれない方も多数います。私たちも家を流されました。しかし、何とかここから立ち上がって行きたいと思います。それには皆さまの助けが必要です。どうぞ、救援募金にご協力をお願いします」。

だいたいこのような内容。もうこれを聞いただけで涙が出そうになり、隣を見ると、あけみ先生のすぐ下の妹さんが、もうボロボロ涙を流して泣いている。その頃からは人通りも多くなり、募金して下る方が増えてきた。

宮城県出身の女性の方は、二箇所で行っている両方の箱に募金をしてくれ、その後遠いコンビニまで行ってペットボトルのお茶まで差し入れて下さった。わざわざ車をとめて、募金して下った方もいる。その真心の浄財が475,315円も集まった。芝教会内の募金も併せて50万円以上、毎日新聞東京社会事業団を通して現地へ送られる予定である。

このたびの大震災の完全復興までには、もう何十年も覚悟しなければならない。今こそ助け合いの精神で、すべての人々ができる範囲で全力で支援ができていくよう願ってやまない。

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金光教芝教会募金活動へ

 本日1時から、金光教芝教会主催の銀座数寄屋橋交差点での募金活動に参加してきます。寮生で被災された気仙沼教会ご信徒の娘さんとそのお友達4名も参加します。皆さん、家を流されてしまった人ばかりです。「できることなら何でもしたい」と言っています。

 昨日は、長野県で農家をされている寮生のお父様が、大量のお米と野菜を持って来て下さいました。今日参加の方でお米に困っている人もいるとのことで、少しですが持って行きたいと思います。

 気仙沼にバスが通ったとの情報がありました。まもなくとりあえず持てるものは持って、先遣隊が出発すると思います。また現在、東北地方をはじめ北関東被災地に物資を運ぶ手立てを首都圏フォーラムの方々が必死で探してくれています。一日でも早く必要な物資が届きますよう、被災者の皆さまのためにお役に立てますよう願っています。

 

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