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「流された 妻よ娘よ」

 今日の朝日新聞31面「流された 妻よ娘よ」を読み、もう涙を抑えることができなかった。新聞記事を読んで胸が張り裂けそうになったことはかつてない。妻子を失った「佐々木政良(まさかず)さん」の心中を思うと言葉もない。
 
 「あとを追おう」とした正良さんを救ったのが母親の一言だった。
「あなたには三人を守る使命がある」、「仏になってもおなかもすくし、のども渇く。ほったらかしにできない・・・」。

 この言葉にわたしも御霊様を実感した。この記事を書いた坂本泰紀さんという記者の方も、恐らく泣きながら書いたと思う。目を背けたくなる辛い、辛い現実である。しかし、背けるわけにはいかない。地震で犠牲になられた御霊様たちの立ち行きと被災者の皆さまの一日も早い復興を祈るばかりである。