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対談「今、求められる平和教育とは」

20150726

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安全保障関連法案が衆議院特別委員会で可決

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 安全保障関連法案が衆議院特別委員会で可決されてしまった。これが成立してしまっても、集団的自衛権が行使されることなく、また他国の戦争を支援することのないよう祈るばかりである。

 この法案の名称が、平和安全法制整備法や国際平和支援法としていることからして、全く戦前から今日まで同じことの繰り返し。国際平和支援法は、どう考えても他国の戦争兵站支援法であるし、集団的自衛権は「徒党的交戦権」と呼んだ方が正鵠を得ている。

 集団的自衛権の行使であるから戦争ではない、平和のための戦争は戦争ではないは通用しない。満州事変や支那事変は自衛権の行使であるから「不戦条約」違反ではないとしたことと同じ。一体いつまで同じ過ちを繰り返すのか。

 このたびの採決は、いくら国民が反対しようがそのうち忘れるだろうと舐められた結果である。だからこのまま通ってしまってもあきらめたり、忘れたりしてはいけない。おかげで民主主義の世の中、間違った法律はまた変えることができる。無力感と無関心が一番危ないのだ。