Home > 8月 13th, 2012

無事、帰寮しました。

 一昨日、娘と二人無事帰寮した。女房は一人大阪の実家に寄り、17日に帰ってくる。今日から娘は大学の部活の合宿。私は東京センターに出務。日常の業務に戻ったが、電車も道路も空いていて気持ちがいい。いつもこれくらいなら快適なんだが・・・。

 東京センターでは、東京都教会連合会のある分会の集まりがあり、4階のセンター事務所で「気仙沼津波」の生々しい記録DVDを見始めた。襲う津波、けたたましいサイレン、逃げてきた住民の悲鳴や会話が入っている。私は、今頃になってというか、時間が経つにつれてますます恐怖が募ってきて直視できなくなってしまった。

 この出所は気仙沼でずっとボランティアをされている清水さんが、地元の方が編集したDVDを頂いたものだと思う。確か私も一緒にさせて頂いた昨年6月に気仙沼市ボランティアセンターの依頼で行ったある民家のお掃除で、その隣にある喫茶店にお昼寄ったとき、そこの店長に見せて頂いたものだ。

 その時は気持ちも高ぶっていたのか、その喫茶店の「店内1㍍の高さにまで波が来た」と聞いてもあまり恐怖を感じなかった。しかし、その後もいろんな場所のDVDを見、そして実際その場所に自分が立って見たからか、普通は時間が経つにつれて忘れていくものなのに、私はますます恐怖を感じるようになってきた。

 
 自分でもよく説明できないが、映像はあまり見たくない。ただ、現地にはまた入りたいと願っている。今年になってなかなかボランティアに行く時間がなく、現地に滞在している嶋田先生らに本当に申し訳なく思っているが、9月の寮月例祭後に娘と入りたいと願っている。