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小金井市のゴミは減ったけれど。

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 小金井市2011年度のゴミリサイクル率が47.9パーセントとなり、全国で初めて1位となったとの報道があった。これはこれでありがたいことであり、誇るべきことではある。が、色々と問題もある。

 まずゴミの分別。厳密にいくと20種近くも分けなければならない。ゴミ袋は当然有料で高額。同じ燃やさない青色の袋でも、プラスティックゴミといわゆる燃えないゴミに分けなければならない。ゴミ出し日も細かく定められており、違反すると張り紙を貼られ絶対に持っていってくれない。

 女房のストレスのほとんどはこのゴミの出し方にある。ここのところは小金井市の詳しいパンフレットに加え、独自のマニュアルを作って配付し、間違わないように徹底している。それでもなお、決まり通りになっていないゴミが出される。

 それもゴミ置き場は外の正門近くにあり、外部の人間の不法投棄もある。それはゴミの中に光熱水費の請求書などが入っているので判明するのだが、しかし、収集されずに残されたゴミの主が内部か外部かはほとんどはわからない。

 寮生の親御さんから「厳しすぎる」と言われたこともあるが、私が決めたことではないのでどうしようもない。東京センターのある文京区などと比べると、あまりの差に驚くであろう。文京区は一般は無料である。何とかしてほしいものだ。

 小金井市にも長年の事情がある。自前の焼却施設が老朽化し、今は日野市や国分寺市など近隣都市にお願いしている。市民派と思われた前市長が、当選直後にゴミ問題に関する不用意な発言で辞任に追い込まれるなど、小金井市のゴミ問題は数十年来の懸案。複雑極まりなく、どこでどうなってきたかよくわからない。

 堂々とリサイクル率全国一位を誇れるように。また、よりよい方向でゴミ問題が解決し、その上でリサイクル率をあげるために気持ちよく協力できるようご尽力いただきたい。