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東京学生寮創立100周年開寮記念祭 4

 引き続いて、レセプションが集会室と外のテントにわかれて開催された。ちょうど私が入寮した昭和52年入寮生以降は外のテント。財団、寮関係者、先輩方は集会室にわかれての開催。集会室の模様は外のテント内に設けられたモニターで見えるようにしている。
 まずは、和泉一般財団法人金光財団代表理事のご祝辞、金光教教務総長代理坂浦運営委員のご祝辞、金光元正寮友会会長のご祝辞を頂いた。
 和泉代表理事祝辞要旨「幾多の存亡の危機を乗り越え、人材育成一つにかけてきた貴重な100年であり、今日留学生を受け入れている事実は特筆すべきことである。金光教徒社、光風館と三つの事業を持つ金光財団であるが、公益性の一番高いのがこの東京学生寮である。ここからのさらなる発展を願っている」。
 教務総長祝辞(坂浦運営委員代読)「空襲による喪失等数々の存亡の危機のなかで、歴代金光様御取次をはじめ、全教の祈りのもとに昭和34年斎場建設という財政事情厳しいなかにも同時にここ小金井市に寮が再建され、平成2年には装いも新たに現在の寮が新築された。この100周年を機に、単なる宿舎でない、人が育ち、育ち会う場としての尊い歩みをさらに新しい歴史を拓いてほしい」。
 金光寮友会会長祝辞要旨「今日のために一昨年に寮友会を再編成し、記念紙『笈を負う』の発行と昨年12月12日に80人以上の卒寮生を集めての祝賀会と二つの大きな事業を行った。今日までの卒寮生は800人を超え、世界人類貢献する人材を排出している。今日までの100年は人材の育成の基礎の時代、信仰理念に基づいた人材を形成する環境のもとで学問に励みながら感性豊かな人材を輩出してきている現実をみて、在寮生の皆さんには、この記念の年を機に自分たちは何をすべきか、次代に何を伝えなければならないかということを考えてもらいたい」。(つづく)

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