相手を変えるには、まず自分が変わる。
どうしても鼻につく人間が一人や二人は周りにいると思う。傲慢不遜な上司、そりが合わない同僚、言っても聞かない部下。なぜか欠点ばかり、嫌のところばかりが目についてしまう。
欠点は直してあげた方がいいと思って勇気をもって忠告したら、聞いてくれるどころか逆ギレされ、さらなる関係悪化を招くこともよくある話だ。
相手を変えようと思っても、まずもってこれはもう絶対に変えられない。どうしても変えたいならば自分を変えるしかない。どんな人でも必ず一つはいいところがある。相手のいいところを見つけようと努力し、褒めると不思議と欠点が見えなくなってくる。
とはいっても、ついつい意見が対立してぶつかってしまうこともよくあるだろう。往々にして感情的になってしまっている。こういうときは反論しないこと。言いたいことをぐっと飲み込む。
以上、相手のよいところを見ようとする努力と辛抱、この自分自身を変えていくことが嫌な相手と良好な関係を築ける近道だと思う。
という私はというと、特に意見が二分にしている平和問題を論じるときに、相手を論破しようとしてしまい、平和を願いながら平和ならざることになってしまっていることがよくある。
「理屈があっても、みなまで言うな。理屈とくさびとは八合詰め。詰める紙袋は裂ける。あいよかけよで世は治まるのである」
よくよく自分に言い聞かせている毎日である。
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