キスを釣りに行って、鯨が釣れた?
昨日17日朝、勝浦から無事帰寮した。行きも帰りも夜中に走ったため、渋滞は免れた。妹一家6人も一足先に勝浦に来ていた。滞在中、母の5年祭、木の伐採、池の清掃等々、暑い中、なかなか大変であった。
その間、妹のご主人が釣りが好きなことから、息子は2回、私は東京の帰る日の早朝1回だけ付いていった。朝5時、教会からは北側になる「那智の浜」の勝浦よりの砂浜でのキス釣り。第1日目は大型のキスを含め6匹ほど釣れており、塩焼きは美味だった。1日遅れで勝浦に着いた息子が勢い込んで第2日目に参加、フグだけとさっぱりであった。
さて、3日目。すでに二人の方が釣っていた。朝散歩のギャラリーも多く、甚平姿の私も結構通に見えるらしい。しかし、さっぱり当たりも来ず、餌さえとられない。30分ほど経った頃か、地元の人らしき男性の方が、那智方面から走ってくる。
「鯨が浅瀬に打ち上げられ、ケガをしている。助けてやりたいので手を貸してほしい」とのこと。私たち3人と前に来ていた2人の5人で那智方面へ向かう。だんだんに多くの人が集まってきている。
一番年輩そうな方が助けようと海に入っていき、それにつられて数人が海へと入っていく。私も携帯で写真を撮りながら近づく。暴れている鯨に下手に近づくと危ない。鯨の腹は血でピンク色に染まっている。
数人の方が一生懸命頭を沖へ向けて誘導し、ようやく深みまで進み、泳ぎだした。これで大丈夫とまた勝浦方面に戻り、キス釣りを続けたが、今度は目の前十㍍くらいのところまで姿を見せ、那智方面と勝浦方面の間を行ったり、来たり、完全に方向を見失ってしまったようだ。パトカーもやってきたが、見ているだけ。
さすがに鯨に目の前を泳がれるとキスなんかはどこかに逃げてしまったのだろう、結局最後まで当たりもなし、餌もとられないという完全ぼうずであった。鯨が無事沖合に出て行くことできるようお願いしながら帰ってきた。キスはさっぱりだったが鯨を助けるという、そうそう体験できることではないことを体
験することができた。これはこれで有意義であった。
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