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気仙沼ボランティア報告② (6/10~6/19) 2

  6月11日は、震災発生からちょうど3か月目ということで、気仙沼教会が所在する南町町会の皆さんが避難している紫神社の紫会館(自治会館)で8時から朝礼があった。

 NHKの取材カメラが回っている中で、朝礼、黙祷が行われ、南町1丁目、2丁目、3丁目の各町長が挨拶。その中のお一人が「金光教会からたくさんのボランティアを出していただく、深く感謝している」と触れていただいた。 

 
P6110861.jpg 8時からの朝食後、いよいよボランティアへ。この首都圏地震等災害ボランティア機構でのボランティアには大きく2つの活動がある。1つは、紫会館に避難してきている南町の被災者からの要望に直接応えるボランティアと気仙沼市災害ボランティアセンターへ出向いて、一般のボランティアに参加するものである。

 この日は、ちょうど南町の被災者のお宅の2階の壁壊し、中の断熱材の撤去、清掃のボランティアがあり、私たち8名ともうすでに2か月以上活躍している現場リーダーのSさん、西近畿教区兵庫県からAさんと地元から参加の方と一緒に作業させていただいた。

 
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P6110927.jpg 二階に上がっていくとピアノが横倒しになっているのに驚く。部屋の内装の土壁には、半分の高さ辺りまで海水が入った跡の線がくっきりと入っている。畳等はすでに取り去られており、床が見え、所々1階も見えるほど危険な状態のところもある。

 
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P6110922.jpg 私たちは廊下や階段部分の壁をまずはハンマーやバールで壊し、手ではぎ取っていく。中の断熱材を引っ張り出し、きれいにしていく。女性陣は床に落ちた壁板を土嚢袋に入れて、整理していく。粉塵が舞い、油断をすると目やのどをやられる。

 
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P6110956.jpg 土嚢袋に詰めた廃材は、一輪車に乗せて所定の場所まで運ぶ。前々からの土嚢袋が積み上げられ、回収が追いついていない。また、1人男性寮生が釘を踏み抜きそうになったが、セーフティインストールのおかげで事なきを得る。

 
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P6110937.jpg 休憩中、このお宅のお犬様が車の中に鎮座ましまし、私たちの心を和ませてくれた。朝9時から夕方4時までびっしりと時間がかかったが、何とか終えることが出来た。(つづく) 

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