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気仙沼ボランティア報告② (6/10~6/19) 8

 Aさん宅は12日から14日までで、だいたい片付いた。2階は倉庫にしていたそうで、食器などの立派なものが次々と出てきた。ご主人から持っていってもいいと何度も言われたが、この時点では東京センターから寮まで電車で帰らなければならないと思っていたので、断念。ただ、金杯の立派なお皿を1つおみやげにいただき、わが家の神棚に飾っている。

IMG_0149.JPG そして休憩時間にはご主人から地震当初のことなど色々とお話を聞いた。地震当初は、瓦礫の山で道が塞がれ、いまでは5分程度で行くことができる避難所にも30分以上かかっていたという。

 「あまりにも一遍にやられてしまったため、当初は何をしていいか、心も荒み、何のやる気も出なかった。しかし、周囲がボランティアたちの助けもあって、だんだんにきれいになっていくのを見て、少しずつではあるが、何とかしなければという気持ちになってきた。

 その時に掲げられていた、金光教会掲示板の『何とかなる』という言葉に励まされ、救われた。金光さんには、本当に感謝している」と仰っていただいた。こうして少しでもお役に立て、私もありがたい気持ちで一杯であった。

教会掲示板.jpg その夜の紫会館避難所には、金光教下谷教会の教会長先生と若先生二人が、今朝築地で上がったマグロ、鯛、鰤を差し入れ、被災者の皆さまとともにいただいた。本場の気仙沼の方がうなるほどの美味しさ。

 その懇親の場にAさんも参加されており、そのAさんを見て、「服装がさわやかになり、顔つきも一変、穏やかになった」と口々に仰っていた。本当に楽しいひとときとなった。(つづく)

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