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第35回 沖縄遺骨収集奉仕参加 2 2008年2月

 このたびそもそも沖縄が初めての方が4人。せっかく来たのであるから、戦跡や記念館等王道をまわっていただきたく、平和ツアーを組んだ。そのことはまた後日。今年はまず前日の17時に金光教那覇教会に集合、林先生からくわしい説明があった。那覇教会ご信者さんの手作り料理で歓待され、ただでさえ大変なところを恐縮この上ない。

 いよいよ第1日目。朝8時頃、沖縄平和記念公園内に設けられた沖縄遺骨収集本部テントに参加者が三々五々集まってくる。総勢90名が6個班と機動班、お清め班に分かれる。私たちは1班に配属された。

 そして、わが1班は6班の沖縄班と合同で「摩文仁の丘」海側岸壁のジャングルへと向かった。〈写真左〉は平和の礎(いしじ)から西方面を見ているが、私たちはそこからちょうど逆側の東側に向かって入っていった。

 岩質の専門用語はわからないが、岩盤の上を進む。断崖から崩れ落ちてきた石がごろごろと転がっている。動くがどうか慎重に確かめ、つまずかないように歩く。道なき、道を進むため、普通なら10分程度で行けるところを3、40分歩いて行く。

 私たちは平和記念公園、国立戦没者墓苑内にある愛知県「愛国知祖之塔」の海側断崖の下に回り込み、腰を落ち着けての土掘り作業に没頭した。(写真右)ではすでにゴミの姿はないが、土の上に大量のゴミが捨てられており、その上を雑草、木々が覆い茂っている。

 まずは、伐採作業で木々を取り除き、次にゴミを下へ下へと交わしていく。もう4、50年前の見たこともないような瓶や缶も多く捨てられている。もちろん各年代、新しいつい最近のゴミをある。

 次に土面が現れたら、それをスコップや鍬で掘り起こし、60年前の地表までと掘る。といってもどこまで掘れば60年前かはわからないし、土が硬くてとてもとても50センチ程度掘るのが精一杯であった。(つづく)

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