東京寮から東京センターに行くとき、二つの交番を通る。その掲示板の交通事故の死者数と負傷者数の数字を見るたびに心が痛む。都内で死者数はだいたい毎日1人ないし2人。負傷者数は500人前後。何ともやりきれない。
「交通事故」という言葉は、何か悪いことが起こったときに「それは交通事故みたいなもので仕方がない」といったニュアンスの非常に軽い言葉に使われることがある。しかし、実祭の交通事故の現場やその後の人生はそんな生易しいものでないことは容易に想像できる。
被害者も加害者も一瞬の油断や過信で人生が暗転する。悔やんでも悔やみきれないであろう。掲示板の数字を見ながら、その1人ひとりの心情を慮る。私が車の運転が嫌いな理由がここにある。なるべくなら車の運転はしたくない。
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