テレビドラマに思う

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 オリコンの自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】が、中高生、専・大学生、20代、30代、40代、男女計500人に、最終回を控えた連続ドラマ全般のユーザー満足度を調査したところ、初回放送直後のランキングとトップ3は変わらないことが分かり、ちなみに、1位は『救命病棟24時』、2位は『ごくせん』、3位は『優しい時間』となっている。また、『3年B組金八先生』は、7位、野球ドラマ『H2~君といた日々』が10位と今回トップテン入りを果たしたそうだ。

 子供も絶対に見るので、なんと「H2」と重なっている「優しい時間」以外、私も全部見ている。中でも1位の『救命病棟24時』は、残念ながら最初の方と最近しか見てないが、大地震の後の救急病院を舞台に被災者を取り巻く、医者、看護婦、政治家などを中心にドラマが展開している。多くの被災者が瞬時に生まれる大地震の中で、その1人ひとりの命の軽重の問題が中心テーマになっているように思う。

 軽重というと語弊があるが、医師が患者を助けるときに早いもの順か、助かる人を助けるか、あるいは消防士は助けを呼ぶ被災者を振りきって消火に当たったことについてなどが描かれ、それに思い悩み、精神的ショックを受けた医師たちも登場している。

 私なりにこのドラマを見ながら、テーマは「最善を尽くす」ではと思っている。自分ができる限界を知りつつも、その中で最善を尽くすことではないか。結果がどうであれ、自分自身をごまかすことなく成した行為は誇りを持つべきであろうし、できなくても自分を責めることはないと思う。

 緊急事態のこと、それぞれ精一杯だと思う。そうした状況に出くわしたとき、いかに人を責めず、自分を責めないあり方ができるか。それはやはり最善を尽くすことではないか。どこかで「最善をつくして1流たれ」という言葉を聞いたことがあるが、私もそうした誇りを持って生きていきたい。

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このページは、つっさんが2005年3月11日 19:44に書いたブログ記事です。

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