「ホンマでっか!?TV」面白い!!

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 明石家さんまの「ホンマでっか!?TV」という大笑いして非常にためになる番組がある。「そうだったのか!!池上彰の学べるニュース」は、社会情勢や事件、その背景にある制度、構造、歴史等々がまさしく「そうだったのか」と楽しく学べるテレビだが、こちらはいろんな個人の悩み事にアドバイスをしてくれ、思わず「ホンマでっか!?」とつっこみを入れたくなるような内容。それで見事にためになるのだ。
                
 特に前回のは秀逸だった。「男女」、「夫婦」、「親子」、「上司・部下」等々のコミュニケーションのとり方について大いに参考になる内容だった。さんまの見事な話術に大笑いしながら楽しく学べる。以下にそのいくつかを紹介したい。 

 まず一つは励まし方について。古今東西、人を励ます方法はいろんな分野で研究されているが、だいたい「三つの励まし方」がよいとされているらしい。一つは「鏡」になってあげること。相手の状態をそのまま言ってあげ、映し出してあげるような応対をする方法だ。二つめは「双子」のあり方。相手に対して共感してあげる、「ホントそれは辛かったね。私も同じことがあった」等だ。三つめが「理想像」。意外な方向性を一つ提示してあげる。「こんな方法もあるよね」と。ただ、「励ます」のではなくて、共感・共苦が大切ということ。

 次に、上司と部下の関係における叱り方のコミュニケーション。これは男女で差があるという。女性は一次元感覚というものがあり、プライベートと仕事を同一線上におく。だから例えば企画書を注意すると、男性はその企画書が悪いと考えるだけだが、女性は「私はこの仕事に向いてない」と全人格を否定されたように受け取るらしい。ゆえに女性の部下を注意するときは、具体的にどこが悪いか、細かく注意する必要がある。できれば「ここはよかったけどこの点はもう少し考慮した方が」とまずは褒めてから注意するのがよい。

 それからこれも上司と部下の関係であるが、最近の若者は叱られ方が非常に下手だと言われている。少し怒るとすぐに関係が切れてしまう。その原因は「ゆとり」教育にあるとのことだ。現在25歳の人たちが小学校1年生の時に始まったこのゆとり教育で、子どもの評価が全く変わってしまったそうだ。円周率「3.14」が「3」になったことや漢字をあまり教えなくなったことはどうでもよいらしい。

 問題は評価の観点が内申、意欲、態度のうち態度に集中してしまったこと。つまり、評価=成績<態度となり、少々悪くても成績がよければというのが全くなくなってしまった。そして子どもたちはお利口さんを演じ続けてそのまま社会人となってしまったため、25歳以下の人間は、愛情を持って叱っても全く通じないことになってしまっているようだ。

 さらにほとんどの人は「メール」はコミュニケーションと考えているが、メールはコミュニケーションではないという。コミュニケーションのとり方で一番悪い方法がメールとすると次に悪いのが対話だという。つまり言葉を介するといろいろな誤解が生じる。つまり一番いいコミュニケーションのとり方は無言。言葉を発しないのが究極だと。目と目、態度で関係を築くのが一番深いよりよい関係となるそうだ。

 こうやって書くと堅い内容になってしまうが、これをおもしろおかしく脳科学者、心理学者や教育学者、評論家等々が説明してくれるので楽しくためになる。ぜひ皆さんも見てください。 

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このページは、つっさんが2010年11月12日 16:53に書いたブログ記事です。

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