「東日本大震災被災者救援募金活動」に参加

| コメント(0)

 昨日は金光教芝教会・金光教ボランティアチームのタイムリーな「東日本大震災被災者救援募金活動」に参加させていただいた。気仙沼教会ご信徒で、寮生のRちゃんの友達も参加。

 11時30分に新橋駅烏森口で待ち合わせ、久しぶりに再会した皆さんが笑顔で会話が弾んでいる。少しほっとする。なんとここに7人、現地に1人と計8人も来てくれるとのこと。また、寮からは国際センターに研修に来ているトロント教会のステファニー・レイテさんも参加。ありがたいことである。

 早速に芝教会に向かうと、教会長の宇都木あけみ先生やご主人、ご信徒の方々があたたかく迎え入れてくれた。午前中は資源回収をしていたとのことで、教会前には雑誌と新聞の山。資源回収をしながら募金の活動もされ、4万円以上の募金があったそうだ。

 12時、芝教会お広前で御祈念、説明を聞き、その後気仙沼の方たちの自己紹介をして下さった。なんと、その朝初めて親御さんと連絡がとれ、やっと安否がわかった方、あの火事で家を焼かれてしまった方、家族や家は無事だったが、知り合いや友人を亡くされた方、実家に帰りたくても帰れないこの子たちの心労を思うと胸が痛い。

 12時30分頃、銀座数寄屋橋まで約1キロの道を徒歩で向かう。救われるべきはみんな明るい。現場に到着、早速に配置につく。ただ、土曜日ということと福島原発や余震、計画停電の影響か、いつもよりはるかに人出が少ない。

IMG_007011111.jpg 何度か場所を変えながら賢明に呼びかける。高校生や小さなお子さんもマイクを持ち、訴え続ける。Rちゃんも声を振り絞って「助けて下さい」と呼びかける。途中から気仙沼の大学生たちにもマイクを持ってもらった。

IMG_007811111.jpg 「私たちは気仙沼から上京している大学生です。気仙沼の海は風光明媚で有名な海です。その海が一瞬にして凶器と変わりました。あっという間に津波にのみ込まれ、いまだに家族との連絡がとれない方も多数います。私たちも家を流されました。しかし、何とかここから立ち上がって行きたいと思います。それには皆さまの助けが必要です。どうぞ、救援募金にご協力をお願いします」。

 だいたいこのような内容。もうこれを聞いただけで涙が出そうになり、隣を見ると、あけみ先生のすぐ下の妹さんが、もうボロボロ涙を流して泣いている。その頃からは人通りも多くなり、募金して下る方が増えてきた。

IMG_007911111.jpg 宮城県出身の女性の方は、二箇所で行っている両方の箱に募金をしてくれ、その後遠いコンビニまで行ってペットボトルのお茶まで差し入れて下さった。わざわざ車をとめて、募金して下った方もいる。その真心の浄財が475,315円も集まった。芝教会内の募金も併せて50万円以上、毎日新聞東京社会事業団を通して現地へ送られる予定である。

 このたびの大震災の完全復興までには、もう何十年も覚悟しなければならない。今こそ助け合いの精神で、すべての人々ができる範囲で全力で支援ができていくよう願ってやまない。

コメントする

2012年4月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

このブログ記事について

このページは、つっさんが2011年3月20日 08:59に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「金光教芝教会募金活動へ」です。

次のブログ記事は「「流された 妻よ娘よ」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カウンター

累計:
本日:
昨日: