気仙沼ボランティア報告③ (8/7~8.21) 3

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 次は、現在私たち金光教支援機構の中心的な支援活動の一つである五右衛門ヶ原仮設住宅への支援である。写真の左側のアスファルト道路がちょうど真ん中で、ここから左側にも建物棟がある大型仮設住宅だ。。

五右衛門ヶ原仮設本体 S.jpg そして、現在野球場の中にも建設中で、全部完成すると3000人以上の仮設住宅となるらしい。前回、当ブログ8月26日付「五右衛門ヶ原仮設住宅の『交通弱者』」でも触れたが、「五右衛門ヶ原」という名の通り、気仙沼市内から一関方面に車で20分ほどのところの幹線道路から、さらに坂道を歩いて10分ほど登ったところにある。

P8101217 S.jpg この五右衛門ヶ原仮設には、寮生のRちゃんのご家族も入居されている。そこで部屋を探したが、全部歩くだけでも相当に時間がかかる。同じ名字の方のところで、もしかしたら知っておられるかもと聞いてみたら、さすがお父様は気仙沼では名士か、すぐに「○○さんなら、この上のテニスコートの仮設」と教えていただいた。

P8101232 S.jpg ここで初めて五右衛門ヶ原仮設には、まだ別の場所に住宅があることを知った。この場所からはちょうど大きな木々に隠れて見えなかったが、北側の坂を登ったところにテニスコートがあったとのことで、下が「テニスコート仮設」と呼ばれている写真。

五右衛門ヶ原仮設 テニスコート S.jpg この日は、下の一番大きな仮設住宅の駐車場で「トラック市」なる物資の支援配付を行った。軽トラックに詰めるだけ積んで、その軽トラの荷台に衣類を並べ、あと文房具や食器その他は段ボールを置き、その上に並べて選んでもらった。

P8101223 S.jpg  P8101222 S.jpg この時は二度目のトラック市で、駐車場に着くとすぐに「また来てくれたね。本当にありがたい」と数人の人が早くも集まってくれた。若手のメンバーが、一軒、一軒訪ねて、トラック市の開催を知らせると、続々と集まってくる。手に手に抱えきれないほどの物をもって、笑顔で何度も「ありがとう」と仰って部屋に戻っていく。炎天下の中ではあるが、その笑顔に暑さも忘れる。

  P8101226  S.jpg P8101227 S.jpg 私たちの支援機構は、この五右衛門ヶ原仮設と、南町の方たちが多く入居している教会近くの気仙沼中学校仮設住宅に力を入れている。数ある仮設住宅への支援について、各団体がそれぞれ勝手に行うと不平等が生じる恐れがある。

 そこで私たちは、支援機構現地代表の田中真人氏が長く気仙沼市災害ボランティアセンターで活動された経験を踏まえ、その後も気仙沼市やその他のNPO、NGO団体との連絡、連携をとって、気仙沼市全体の調整の中で活動を展開している。

 おかげで、市役所や他団体からも金光教支援機構の活動が評価され、最近では金光教気仙沼教会でも各団体の連絡会が開かれたようで、誠にありがたいことである。この仮設での支援活動は後ほども触れるが、現在も継続的に取り組んでいるところである。(つづく)

※なお、現在での物資支援は、衣類は衣紋掛けにきちんと掛けたり、机を持参して物資を並べたりと、経験を積みながら、より気持ちよく選んでもらえるよう工夫しているそうだ。

 

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このページは、つっさんが2011年10月18日 10:19に書いたブログ記事です。

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