祝 楽天初勝利と歴史的大敗

 「田尾監督、涙の開幕1勝」「リストラ男たちが歴史を刻んだ」とある。楽天ゴールデンイーグルス、監督が大ファンの田尾さん、それに元中日の関川、山崎、酒井がスタメンに名を連ねる。

 それもあってパリーグで西部やオリックス、日本ハムなどファンをずっとつくりたかったがなかなか中日のように入れ込むことができなかった。ここに来てようやくパリーグのファンができたと喜んでいる。

 ところが今日は、0-26の歴史的大敗。やはり寄せ集めのチーム。プロはそんなに甘くないのだろう。プロ野球を見ていると、特に守備はそつなく守るのが当たり前なので簡単に見える。しかし、高校野球を見ていると、そのそつなくこなすのがいかに難しいかがよくわかる。

 野球の勝ち負けを左右するのは、投手力や打撃力がほとんど占めているように思われがちだが、本当の醍醐味は走塁や守備、中継プレイをいかにそつなくこなすかが鍵となる。つまり、打って、投げて、走って、取っての総合力、そして個人力、集団力、さらには体力にセンスに精神力、そのすべてに優れたところが勝つのである。そういう目で見るとまたおもしろく野球が見られる。

 楽天の100敗はあるのか?。史上初の中日2連覇は?。楽しみである。

センバツ高校野球大会開幕

 選抜高校野球大会が開幕した。それにしても今年の選手宣誓はまた立派なものだった。あれだけの人の前で、そして全国の人が見ている前で本当に感心する。あれが自分だったらと思うだけで、どきどきしてくる。

 その駒大苫小牧高校、初戦を突破した。私が通った大学と同じ校歌なのでどうしても応援に力が入る。今日は朝一で入寮者があった関係でテレビをよく見れず、その後センターへラジオを聴きながら出務したが、雨の中のいい試合であった。

 春雨の中の甲子園といえば、わが金光大阪高校を思い出す。東京からもバスでの応援団を繰り出し、金光教泉尾教会、玉水教会のお世話になり、一生忘れられない応援旅行となった。

 わが母校金光学園か、またまた金光大阪か、是非とも甲子園に出てもらいたい。あの甲子園のアルプススタンドでの応援は何とも味わったものでしかわからないすばらしいものがある。あの時は興奮してあっという間であった。その時を思い出し、暇さえあればテレビを見ている今日このごろである。

「普通にやればV2」

 首標のタイトルで朝日新聞に珍しく「勝つために何が必要か、みんな分かっている。彼らは、まだまだうまくなる。優勝?普通にやれば大丈夫だよ」との落合監督の言葉を紹介した記事が出ていた。

 昨年無印から今年は王者として望む。昨年はまさかの優勝。さすがの落合監督でもそう簡単にはいかないと思っていたが、さにあらずあの戦力でなんと優勝してしまった。今年はそれに2年連続セリーグホームラン王のウッズが加入した。もうすきなしである。

 横浜はなぜこんないい選手を手放しのだろう。選手時代で大ファンであった牛島がなんとその横浜の監督になってしまった。牛島にも是非とも頑張ってもらいたい。楽天の田尾も中日出身。今日はまたまた雪が積もった。春が待ち遠しい今日この頃である。

 それにしても、スポーツニュースは大リーグとサッカーばかり。何ともちょっとくらいは触れてくれと思っていたら、沖縄は雨ばかりで練習試合が全くできていないとのこと。中日の死角といえば雨だけか。「順風満帆だった落合丸が、気が付けば春の嵐にもまれている(東京中日スポーツ)」そうだ。

(再掲)続中日優勝

 このたびもスポーツ新聞全紙購入した。82年、88年、99年とすべて持っている。今年は、オリンピックに1リーグ問題、イチローの話題でマスコミではあまり盛り上がってなかったが、今日の新聞は違った。あのスポーツ報知でさえ、ヤンキースの地区優勝があったにもかかわらず、トップから4面ぶち抜きの特集記事を組んでくれていた。

 今日のスポーツ紙すべてトップは落合優勝であったが、今日が優勝だったら青ざめるところであった。熱狂的中日ファンのイチローおめでとう。私は3、4年ぼちぼちの成績で日本に帰り、中日入団を密かに願っていた。しかし、ここまで活躍するとは、本当にすごいことをやってのけたものである。

 昨日は寮OBの中日ファンT君も駆けつけてくださり、スカパー!観戦。試合終了後も会見、ビールかけまですべて放映してくれた。おかげで今日はゲロゲロ。また、昨日からお祝いのメールを多数頂き、本当に感謝。99年の時よりも多い。

 それから今年の中日はひと味違う。それは優勝を決める前からその先の日本一を視野に入れた戦い方をしているということだ。これまでの中日はリーグ優勝でもう満足。燃え尽きてしまい、日本シリーズでは西武、ダイエーに一蹴されてしまった。今年は違う。リベンジだ。 

(再掲)中日ドラゴンズ優勝

 欣喜雀躍! わが中日ドラゴンズが優勝した。シーズン当初まさか優勝するとは思っていなかった。自身の「思うがままに」を振り返ってみても、落合監督の力量、半信半疑であった。特にローズをみすみす巨人にもっていかれたのはどうかと正直思った。

 ローズのマイナス1が巨人にはプラス1となり、何もしないより倍の戦力差がでる。しかし、さすが落合監督、「野球は9人でしかできない」と全く意に介していなかった。つまりはローズがいくことによってブラスではなくて、チーム構成、チームワーク、メンタルな面などからもマイナス2にも、3にもなると密かに踏んでいたのだ。

 絶対的な必須の巨人の4番高橋は、自分より打つのが前にきて、それより打たなければならないプレッシャーに負けた。その高橋よりも上の実力のあるペタジーニ、同等レベルの江藤が試合に出られないことで死んでしまった。

 方や中日の4番。何と最初は候補7人いると豪語した。すべて2軍の選手。それは4番がいないと同じ事。結果は福留、アレックスと順当に活躍したが、高橋や英智、森などが出てきた。4番ばかりいるチームと4番がいないチーム面白かった。投手は絶対的にいいといわれているが、前監督の時から比べると大塚、ギャラードの2枚押さえが抜けて明らかに戦力ダウンだったのだ。

 ところが先発陣はもちろんのことバルデス、岡本、落合、岡本、平井、岩瀬とよく頑張った。これに左の小笠原、久本、長峰、高橋、山北といるのだから、ダウンしたといえども12球団1の陣容を誇っている。何せ負け試合に投げる投手がいないのだ。あえていえば遠藤くらいか。5月あの20点とられた試合を目の当たりにしたときくらいまでは、まだまだ落合監督の手腕はどうかといぶかっていた。

 「9人でしかできない」チームと「40人全員が戦っているチームとでは最初から勝負あったのではないか。

 それにしても昨日神宮球場に見に行ったが、通路たる通路が立錐の余地もなくなるほど満杯になった東京のファンの前で負けた。神宮は監督、選手が外に出るとき、3累側の外野席に向かって歩いてくる。囲んでいた報道陣がばらけ、そこからつかつかと出てきた落合監督が外野席向かって深々と頭を下げ、そして私がいるところ、さらに内野席にも一礼し、最後両手をあげてでていった。じーんときた。この人にきて頂いて本当に良かった。

 オレ流は「我流」ではなく、「道」踏まえた「オレ流」とみた。落合・中日ドラゴンズ本当におめでとう。次は、絶対に日本一だ!!!。

楽天イーグルス発足

 楽天イーグルスが発足した。何はともあれ、2リーグ制が維持できたことはよかった。田尾が監督、誠に重畳。しかし、楽天とライブドアー、こういう決め方がいいのかどうかはなはだ疑問に感じた。最初、まず1リーグ制ありきで動き出した野球機構側。強引な合併を画策して失敗したが、オリックス、近鉄の合併は引くに引けず押し通してしまった。

 最初の思惑がはずれたのに加え、一場事件の発覚などでその後の迷走は目を覆いたくなる。あのお歴々の能力のなさには呆れかえってしまった。今朝、新聞記事をコメントするテレビ番組で、ダイエーを創設した中内氏が話題になっていた。原点がすべてフィリピンでの戦争体験にあり、周囲を全く信用することができず、結果身内ばかりで固め、優秀な人材を手放したことが没落の最大原因とのこと。

 その息子がオーナー会議の中にいるからではないが、楽天が参入しても余程風穴を開けないと日本プロ野球は沈没するだろう。どなたかは、「野球は文化」だと言っていた。その通りと思う。野球は道である。「球けがれなく 道けわし」だ。何人も道をけがしてはいけない。もしかすると日本全体、いや世界全体が人材不足なのかもしれない。となると事は重大である。

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