気仙沼ボランティア報告② (6/10~6/19) 7
13日午後から14日も引き続いてAさん宅の片付けを行った。嶋田先生も加わり大活躍。二階は物置になっていたようだが畳もめくれ上がり、そのうちの1つは1階に落ちてきそうになっている。作業は危ないと思われたが、何とか2階の物を運び出した。
海水にやられているので、非常に重たく、苦労した。畳は何とも藁化してしまっている。根気よく運び出し、母屋のあった敷地一面に並ぶほどの物が出てきた。
そして最後4つの衣装ケースを出そうとすると重くて動かない模様。中に海水が溜まっており、開けた瞬間、もう腐ったような硫黄の臭いが強烈で、部屋の中にいることができず、「待避」と言いながらみんな外に避難した。
これをそのまま出すのは無理と判断し、ご主人と相談して海水を下に流した。一階に流れ落ちましたが、その臭いが四方にひろがり、外にいても強烈に臭ってくる。ご主人もこんなのははじめてと仰っていた。
この臭いを伝えられないのが残念だが、もう一つ炊事場の奥の一番上に炊飯器が見えるが、これもここにあったのではなく、津波で流されて収まったもの。よせばいいのに、ふたを開けてしまった。ただ、写真のようにこれが三ヶ月前のものかと思えない。これまたよせばいいのに顔を近づけてしまい、思わずのけぞってしまった。(つづく)