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見て見ぬふりはもうやめよう。

A woman who came for a brief visit to her home walks under a sign reading "Nuclear Power - The Energy for a Better Future", at the entrance of empty Futaba town, inside the exclusion zone in Fukushima prefecture

 福島県民の避難者数は、1月6日現在で、未だ138.900余人に上るという。この数、小金井市民約11万を上回る。小金井市民全員が避難者と考えると、想像を絶する方々がふるさとを追われ、不自由な生活を余儀なくされているのだ。

 先日、NHKで放送された「足尾銅山から来た女」というドラマを見た。約100年前の出来事だが、日本人は歴史から何も学んでいないのではないか。当時「富国強兵」のために特定の地域が切り捨てられた。

 この「富国強兵」が「経済成長」や「安全保障」という名に置き換わっただけで、福島、沖縄の受難の構図は何も変わっていない。田中正造は部分を切り捨て全体の繁栄を求める方法を野蛮と呼んだ。文化国日本の恥ではないか。

 見て見ないふりはもうやめよう。原発問題は確かに国のレベルでの課題ではある。しかし、倫理的には東京都民も責任はあると思う。選挙権を得たわが娘にも口酸っぱく選挙に行けと言っているのだが・・・・・・(^^;)。

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