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学生会東京大会で講話

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 昨日から7日までの3日間、麻布教会において金光教学生会東京大会が、東京学生会のメンバーを中心に全国から30名弱の学生が集まり開催されている。

 その第一日、不肖私が「夢のような生活 奇跡はすでに起きているー気仙沼ボランティア・沖縄遺骨収集を通して」と題して講話をさせて頂いた。

 娘が東京学生会会長をさせて頂いており、講師の選定について自分が他のお教会にお願いにいくのが億劫だから「お父さんして」と誠に安易ながら私が決まり、娘が娘なら親も親で「よっしゃ」と即答してしまった(^^;)。

 講話は、気仙沼の仮設住宅で、ある被災者の方が「地震の前の暮らしは、夢のような生活でした」とのお話を聞いて、本当にそうだと私たちの日常の当たり前の生活が当たり前ではないことを実感したことをまず紹介し、続いて、活動をしている写真を見て頂きながら、寮生であったK君の辛いボランティア体験から乗り越えていった内容や、ご遺骨にみえる沖縄戦の悲惨さ、黒アゲハチョウに宿った御霊様が語りかけてくれたというお話を聞いて頂いた。

 そして、実際の現場に立つ意義について、
1 本や話を聞いて知るだけではなく、実際の現場に立って体感し、できるだけ本質に迫る。
2 犠牲になられた方々がその瞬間何を思われていたか、もし今私たちに語りかけてくれるとすれば、何を語られるか、その声なき声、魂の叫びを聞かせていただく。
3 そこから教訓(天地自然への謙虚さ、平和の尊さ等)を引き出し、周囲や次世代に伝えていく
とお話した。

 最後に「人を助けて神になる」自立的自由人の考え方や、それには「神様のものさし」を持つことの大切さについて聞いて頂いた。

 私も実は学生時代、会長のお役を頂き、当時鶴見教会で青年教師会、青年会、学生会の合同の東京大会を開催したことを昨日のように思い出す。その時、学生だけが円陣を組んで一升瓶を片手に軍歌を歌いながら飲み回していた姿に、他の青年信奉者から顰蹙をかったことや、次の日の話し合いの時に右傾化を憂えたK先生から相当突っ込まれ、「野球を応援するような単純な乗りだけで思想性は全くない」と答えたこともよく覚えている。

 このたび、息子に続いて娘もお役を頂いて、こうして今に繋がっていることは、本当に感慨無量でありがたいことである。

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