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東京学生寮10月の月例祭・食事会

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 昨日11日、金光教東京学生寮集会室において、10月の月例祭・食事会を持ち、私が概要次の通り教話をさせていただいた。

 「現代社会の混乱、混迷は、技術の分野でもあるいは思想的な面でも人間が自分で何でもできると思いこんだところにある。それは物質的価値に重点を置きすぎて、目に見えないものを排除したきたことに原因がある。

 その最大のものが生と死を分断し、死後を完全否定したことにある。死生観、霊魂観について、仏教に代表される日本の伝統的な考え方は現世を否定し、来世を肯定した。生からの逃避である。そして近現代は現世を肯定し、来世を否定した。これは死からの逃避である。

 本教は決定的な現世否定でもなく、また現世のみを肯定するものではない。死生は連続し、死生一如であり、いのちの永遠性を説いている。

 ところが本教も近代合理主義や人権思想の普及によって、教祖の道徳的、倫理的な教えを前面に出して、非合理的な御霊やめぐりといった教えを後退させた。ここに信心の枯渇に繋がった原因があるのではないか。

 もちろん、オカルトティックで、人を脅すような宗教まがいの行為は問題外だ。なかなか難しいところではあるが、人権思想ももちろん大切にしつつ、死生の安心を説く必要があろう。

 教祖様は、『生きているときだけ天地金乃神のお世話になるように思っている者もあるが、死んでもお世話にならなければならない』、『生神金光大神といっても、今までは形があったら暑さ寒さも感じたが、これからは形を去って真の神になるから、一目にすべてを見守ることができる』、『体がなくなれば、願うところに行って人々を助けてやる』、『金光大神は永世生き通しである』と教えられている。人間のものさしだけでなく、目に見えないところを神様のものさしをもって見させていただくことが大切である」

 以上のようなお話を、私の子どもの頃からの実体験である「3つ光」と「3つの音」について、具体的な話を交えて教話した。(残念ながら個人情報の関係でここでは具体的に書けず、ご無礼お詫び)

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 その後食事会。今回は日本人学生2人によるトッピングカレーと料理家を目指しているO君のトマトのサラダとデザートにティラミス。実際に働いているところのレシピでつくったそうで、もう大評判。

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 また、あの有名看護師のF・Sさん手作りの砂肝料理と大根サラダが振る舞われた。これまた美味。最後に今月誕生月のK・T君をお祝いした。感謝。

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