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道の道たる道とは?

 かつてはよく「道の道たるところ」と言われていたそうだ。その道とは何か、それが一言で言えないから、あるいは一つに決めることができないために、「道の道たるところ」という表現でもって信心を培い、伝えてきたようだ。

 教団という視点から行くと、道の道たるところは「教統」であり、理念としては「生神金光大神取次の道」あり、具体的な姿は教主金光様御結界取次の業であろう。教義的には、「生神の道」、「神人の道」、「あいよかけよで立ち行く道」など、それぞれ少しずつニュアンスは違うが色々の言い方ができ、どれも間違いではない。 

 つまりは、一人ひとりそれぞれが道の道たるところを把握、自覚し、力強く歩んでいく道が、お道の道の道たるところであろう。そこにお道の本質があるのかもしれない。そうとして、私自身としてはどうか。とても一言では表現できないが、先師の方の表現もお借りしつつ、今として次のように表現している。

 道の道たる道とは、神様のみ心のままに、神の願いに生き、すべてを神に、すべてに神を現し、「おかげさま、お互い様でお先にどうぞ」の三つの「お」を 実践することによって、自分の思い通りではなく、本然のいのちが喜ぶ願い通りのおかげが頂ける道である。

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