東京学生寮5月月例祭・食事会
9日土曜日午後7時から寮月例祭が藤原務正先生ご祭主のもとに仕えられ、概要次の教話をいただいた。
「私が大学受験に失敗したとき、父である赤羽教会長のお取次を願うと、父から『神様はあなたと一緒に合格するよう努力してくれたのであるから、神様にお礼をしないとね』と言われた。私は合格できたのなら神様にもお礼するが、願いをかなえてくれなかったのになぜお礼だと不満に思った。
さらに父は『神様が努力してくださったにもかかわらず、あなたの努力足らずで合格できなかったのであるから、神様にお詫びをしないとね』と。これも私は一生懸命がんばったのに、神様の方が努力不足ではないかと納得がいかなかった。しかし、その言葉だけはずっと心の中で引っかかっていた。
そして予備校に通うことになるが、時が経ち新しいことを学ぶようになり、自分の力のなさを痛感するようになった。そして神様の真意がだんだんに分かるようになってきた。もし神様が私を合格させていたら、私はこの程度の努力で合格できたのだと鼻持ちならない人間になっていたと思う。
もちろん神様は特別サービスをくれることもある。そうしないと本人がつぶれてしまうので、信心は後回しでいいからまずは先におかげをくれることがある。が私の場合は願いがかなわなかったことによって、大切なことに気づくことができたと思う。
実際に大学4年間家庭教師のアルバイトで学費などまかなうことができたのも、予備校時代に勉強の教え方を学んだ結果であった。金光教の神様は自分とは違うところにいるのではなくて、自分と共に、一緒に歩んでくれている存在である。神様は声も形もないので心で感じいただき、充実した寮生活、学生生活を送って頂きたい。」
引き続いて、このたびは中国からの留学生3人による中国家庭料理が振る舞われた。豆腐の皮の生春巻きや鶏肉の炒め物などどれも美味。特にパクチー入りの水餃子は絶品でした。ありがとうございました。
途中、新寮長から東北ドリームキャンプの案内があり、自宅の庭からとってきて頂いた育ちゃんからも記録冊子の紹介がありました。
続いて今月誕生日の寮生たちのをお祝いし、妻が母の日のお祝いをしていただき、本当に喜んでいました。感謝、感謝です。
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