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東京学生寮講演会を開催

 昨日は、東京学生寮講演会を開催した。本年創立100周年を迎えた寮は、昨年の12月12日にご本部北ウィングで記念誌「笈を負う覚悟」の出版記念パーティを全国から卒寮生90名が集まり開催された。

 また、本年4月17日には東京学生寮において、創立100周年開寮記念祭、記念パーティを卒寮生100名が参集し開催された。その記念誌の出版や名簿の整理、その他諸々の中心的役割を担ったのが「寮友会」事務局長の相賀正実先生である。

 ところが、先生は大学を卒業以来今日まで小金井寮に来たことがなく、一番の功労者が新しい寮をまだ見ていないということで、それでは講師としてお招きしようと実現した。それから相賀講師の最大の理由は、向こう創立200周年に向けてスタートを切った現寮生たちに、輝かしい寮100年の歴史をしっかりと認識していただくことであった。

 本年寮友会から寄贈いただいた62型の薄型テレビに写真を映し出しながら、寮の沿革や時々の寮生たちが書き残したその当時の様子、何度か存立の危機を乗り越えてきた激動の歴史を詳しく語られた。

 最後に「寮生間の交流も100年の歴史の中で浮き沈みがあった。せっかく同じお道の仲間が生活を共にするのであるから、普通のアパートではもったいない。それには3年、4年生の道や寮を思う情熱が大切である。先輩がダメなら後輩も続きようがない。

 また、現住所として『金光教』と書く機会があると思うが、『金光教って?』聞かれたときにしっかりと応える答えをそれぞれにもっておくことが大切。私は『木の切り株に腰をおろしても、礼を言う心持ちになれる』宗教であると応えていた、と熱っぽく語られた。 
 

 相賀先生は、実は現教務総長佐藤光俊先生の弟で、総長も寮の卒寮生。また、相賀先生と私は東京学生寮同期入寮で大学時代共にお育てを頂いた。といっても彼は全国学生会協議委員会委員長で瀕死の学生会を再興し、私は東京学生会会長としてかつがつ付いていったようなことであった。

 そのようなことで当時の学生寮の先輩や後輩の卒寮生も多く駆けつけて下さり、30年ぶりの再会の方もあった。その後の懇親会も大いに盛り上がり、さらに小金井駅前でみんなで一杯、もう一瞬にして学生時代に戻った。先輩の毒舌も全く変わっておらず、楽しいひとときもあっという間であった。

 寮生たちは、そのまま集会室で朝3時頃まで盛り上がったそうで、寮200周年に向かって新しい一歩を踏み出せた講演会となった。感謝。感謝。感謝。

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