« | »

沖縄の苦しみ見据え平和を

 先日の沖縄遺骨収集奉仕体験を踏まえて東京新聞に投稿、本日付けに掲載していただきましたので紹介します。

<A href=””http://konkokyo.main.jp/tsujii/08okinawatokyosinbun.htm””target=_blank>2月28日付『東京新聞』</a>

沖縄の苦しみ見据え平和を            学生寮寮監 辻井篤生 49 (東京都小金井市)

先日、沖縄県糸満市摩文仁周辺で行われた、三十五回を数える金光教沖縄遺骨収集に参加した。戦後六十三年を経て、なお全身遺骨三柱や子どもの頭骨、多くの遺品が発見された。驚きである。  その沖縄。先の大戦では本土防衛の「捨て石」とされ、軍民合わせて二十数万人が犠牲になった。戦後は私有地の多くを基地用地として強制的に取り上げられ、その基地にいや応なく依存しなければならない経済体制に組み込まれた。  駐屯する米軍の事故の恐怖におびえ、米兵による犯罪は今もなお後を絶たない。沖縄は、二重、三重にも苦しみを背負わされている。  世界は軍事力による秩序構築、その体制維持のために絶えず犠牲者を生み出している。その苦難の縮図が沖縄なのだ。その沖縄を見ずして、世界真の平和はない。

Trackback URL

Comment & Trackback

No comments.

Comment feed

Comment





XHTML: You can use these tags:
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>