いよいよ秋本番。秋といえば紅葉、実は私、大学の頃は駒沢大学「とらべらあずくらぶ」なる軟弱なクラブに所属していた。これといって目的や思想もなく、周遊券を握りしめ、4日間は40人程度のメンバーが合宿、その後は周遊券有効期限、またはお金のつづく限り、好きな仲間少人数でただただ旅するクラブだった。
景色を愛でるとか美味しいものを食べるとか歴史ゆかりの地を散策するとかこれといった目的はなく、それぞれが好き勝手に行き場所、寝場所を決め、合宿後は行き当たりばったりの旅であった。私自身は歴史が好きだったので、史跡や人物ゆかりの地をよくまわった。そのようなことで景色なんぞには全く興味がなかった。
ところが数年前、群馬だったか栃木だったか、東京センター関係の研修会時、車で移動中、山たる山全体が赤と黄色に染まり、まさに息をのむような景色が眼前一杯に飛び込んできた。思わず腰を浮かして、しばらくの間じいっーと見とれていた。これが景色に興味を持った原体験だ。そういえば大学の時の旅は春と夏。人生半分損した気分だ。
この紅葉のおかげで、日本語は「赤」を現す言葉が世界中で一番多いそうだ。確か昨年の秋にJR中央線内の広告に、紅葉した木々の写真が掲載され、その1つひとつに、赤色を現す言葉が出ていた。その言葉を調べようと思うのだが、調べ方が分からない。どなたかご存じの方はお教え下さい。
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