北朝鮮「核兵器保有」明言に思う

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 北朝鮮外務省が、核問題を巡る6カ国協議への参加を「無期限中断する」との声明を発表し、また、声明は米国の敵視政策に対抗するため「自衛のために核兵器を製造した」と明言したとの報道が流れている。

 いよいよ北朝鮮が追いつめられてきた。私が一番恐れていた方向へと突き進んでいる。米国は所詮一アジアの紛争であり、いよいよになると戦争を仕掛けるであろう。結果多大な被害、犠牲を被るのは韓国であり、日本である。

 その我々日本はイラク戦争への荷担、拉致問題も絡み、米国追従、ミサイル防衛への法的、実質的準備など、敵対政策を推し進めている。そして核攻撃も恐れず、日本国が攻められ、日本人が犠牲になっても叩きつぶしてしまおうとの言動が一部マスコミにでてきている始末である。

 本当にそれでいいのか。結局誰かが犠牲にならざるを得ない。確かに拉致された方々をことを思うと、今の北朝鮮のあり方は許されるものではない。しかし、このままでは60数年前の日本の侵略に対する報復に対する報復合戦が続き、新たな憎しみの連鎖を生み出してしまうこと必定である。私は、挑発に対して絶対に構えるべきでないと思う。相手も決して悪魔ではない。

 大悪を駆逐するために、少数の犠牲はやむを得ないという考え方は私は絶対にとることができない。長い時間がかかろうとも決して戦争に訴えることだけはやめてほしい。戦争によって解決したとしても、それは多大な犠牲者を生み、そして決してそれで平和になったとはいえない現実が今の世界である。よくよく知るべしである。

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このページは、つっさんが2005年2月10日 14:43に書いたブログ記事です。

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