東京寮では、1995年に留学生の受け入れを始めてからこれまでに、中国、韓国、マレーシア等から30人弱の方々に入寮していただいている。新東京寮出発の時点で留学生受け入れの願いは出ていたが、まずは外の留学生受け入れ施設訪問や近隣の大学に説明に行くなど準備を経て、新寮4年目に留学生を受け入れた。
当初はオウム事件の影響もあり、宗教教団の寮ということで警戒されたこともあった。しかし、1人、2人と増えていくにつれ、人から人へと伝わり、東京学芸大学など近隣の大学では非常に評判がよく、「金光教東京寮」を知らない人がいないくらいまでになった。ありがたいことである。
最近では早稲田や上智など通学に小1時間かかるところからの入寮もある。月例祭や食事会にも積極的に参加してくれ、お国の料理も作って頂いたりしている。当初は「強烈なにおいを出すのでは」とか、「台所が油だらけになるのでは」とかの声も聞かれたが、1人の例外もなく全く今までに問題はない。勉強も熱心で、人柄もよい。少しでも日本や金光教の良さを感じてもらい、お国に伝えてもらえば望外の幸せである。
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