反戦講演会

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 「イラク戦争、憲法九条と私たち―ベトナム終戦30年のいま―」と題した九条実現4・10反戦講演会が昨日、昭和女子大学であった。講師は、小田実氏 、澤地久枝氏、 鶴見俊輔氏の蒼々たるメンバー。

 しかし、米軍の北ベトナム攻撃から40年、ベトナム戦争終戦30年という時が流れ、お三方も80代、70代のお年だ。2000人の会場であったが、半分弱の500人以上はいたと思う。ただ、やはり70代前後の人が主流で、若者はほとんどいない。

 それも無理もないと思う。私が1959年生まれで、実感としてのベトナム戦争の記憶はない。小田さんはテレビ、新聞によく出るのでそれなりに知っているが、「ベ平連」についてなどほとんど知らない。今の学生などは「ベ平連」の名前自体も知らないであろう。

 こうした反戦や憲法を問題にする平和運動が、年を取ったインテリや偏狂な左翼、労働組合などの運動で、古くて、怖くて、ださいと受け取られていることは日本社会にとって不幸である。結局私たち1人ひとりに跳ね返ってくる。そこに目覚めさせることがいかに大変か。

 ある友人が、「それこそ戦争が起こればいい」という。本末転倒の極みであるが、ことはもっと重大である。実は、そのような言動が本当に戦争を用意するのである。ますます悪循環。しかし、ここで沈んでいてはいけない。中身の様子についてはまた明日。

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このページは、つっさんが2005年4月11日 12:32に書いたブログ記事です。

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