ご本部天地金乃神様ご大祭参拝 2

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 相賀先生の娘さんも、子弟の交流会に参加とのことで少し見に行くという。それじゃあ、相賀先生は全国学生会OB会前事務局長で現副会長だから、現役学生会全国代表になった息子と少し今後の協力体制について会ってもらおうと一階の教庁ホールに降りた。子どもたちは、夜のチャリティーコンサートに出演するために合唱の練習をしている。挨拶程度でしか話せなかったが息子を紹介した。

 さて、私は時間がたっぷりある。お昼を食べてゆっくり調べ物でもしようと思ってホールを出ると、そこに岡成育成部長が戻ってきた。先生とは学院が同期、どころか金光学園でも一緒。金光学園寄宿舎に住み、高3の時は寄宿舎の事情で私の親戚の栗尾宅に一緒に下宿していた仲である。夕刻5時30分の子弟の交流会での挨拶までは何もないとのこと。育成部長室で金光様お退けお見送りまで、なんと3時間ほど信心の話しで盛り上がった。

 ここで確認できたのは2点。我々の世代は信心の周辺についてはよく勉強もし、話しもしてきたが、信心のど真ん中をあまり話してこなかったということ。やや上の世代からもすでにそうだが、子どもたち世代に対して気を使いすぎ、あるいは遠慮して、親として、先輩世代として本物の信心を伝える努力を怠ってきたということ。で、岡成先生が最近はど真ん中の話しをするよう意識しており、今日の子弟交流会でも話すから聞いてほしいということで、私も後ろのほうで聞かせていただいた。

 内容は、「ある方が不治の病であった結核を患った息子を助けてもらおうとお広前に参ったが、お取次では結核のことは何も触れられず、『お天道様がお照らしなさるのもおかげ、雨も降られるのもおかげ、おかげの中に生かされてのこと』という天地の道理についての話しばかりであった。最初はなぜ結核のことを話してくれないのかと思ったが、その病気の前に人間が生かされているところの根本のところを理解できた。それを息子に話すと息子も合点がいき、そこから完治のおかげをいただいた」とのお話であった。

 そして「それぞれ教会子弟のみんなの親やおじいちゃん、おばあちゃんがそうした取次を通して人が助かってきたその道につながっている者同志であり、道の仲間として1泊2日大いに交流してもらいたい」と結んだ。

 息子の同級生の寮生で、学生会スタッフとして参加していた片島君と一緒に帰ったが、車の中で二人が異口同音に「岡成先生の話はよかった」としきりに感心していた。なるほどこのお道の信心の要素というのが私にとってはそれが当たり前になっており、あまりに軽く考えていたことを反省させられた。

 この度、教団から出された『取次に生きる』はまさに世間の価値や一般の信心の価値を超えた金光大神の信心の要素が凝縮され提示されており、繰り返し読ませていただいたが、さらに深く読ませて頂き、自分のものとしてさらに次世代に伝えていきたいと思わされたこの度のご本部参拝であった。感謝。(おわり)

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このページは、つっさんが2010年4月 7日 17:25に書いたブログ記事です。

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