第28回金光教東京平和集会 4

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続いてクイズの③
 1975年に終わりましたベトナム戦争から35年経ち、ベトナム戦争を知らない世代も多くなりました。私もそうですが、さて、このベトナム戦争における全戦死者数の一般市民の犠牲者の割合は何%だと思いますか?。

 1番30%、2番60%、3番90%、さて何番でしょう。

 正解は3番90%。

 現在までの主な戦争を見ますと本当かという数字です。第一次大戦5% 第二次大戦48% 朝鮮戦争84% ベトナム戦争90%で何とイラク戦争になるとほとんどが一般市民が犠牲となってる。

 これがどうネセサリー・コストとなるのか。「やむをえない犠牲」で片付けられるのか、全く理解できない。

base.gif さて、ここで昨年から今日まで、まさに今問題となっている沖縄の基地問題。この青い部分が米軍基地。これもまさにネセサリー・コストの構造化におかれている問題なのである。

 結局日本政府は負担を沖縄県に押しつけた。沖縄は日本の0.6%の面積しかないのに、全日本の75パーセントの米軍基地が置かれている。

 「思いやり予算」というのを聞いたことがあると思うが、アメリカ軍駐留経費全体の70%を「思いやり予算」として私たちの税金から支払っている。2010年度で1881億円となっている。すごい額だ。
 
 それからよく米軍基地の存在根拠として「抑止力」といわれるが、米軍が沖縄を守るために来たわけでないのは公然の事実。ベトナム戦争、アフガニスタン空爆、イラク戦争にも沖縄の基地から米軍機が飛び立った。そしてもし米軍が日本近隣で武力行使をすれば、まっさきに狙われるのは基地がある沖縄だ。一番大きな危険にさらされている。

DSC_0090.jpg その沖縄で1952年度以降、米軍絡みの事件や事故は20万1千件以上起き、1,716人の日本人がなくなっている。何をどう守っているのか。多くの日本国民はその事実に目を背けている。本当にこれでいいのか。私たちはこの問題をどう乗り越えていけばいいのか。(つづく)

 

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このページは、つっさんが2010年8月 4日 05:58に書いたブログ記事です。

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