開寮記念祭並びに東日本大震災復興祈願祭執行

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 先日土曜日、午後3時から金光教東京学生寮集会室において、開寮記念祭並びに東日本大震災復興祈願祭が執り行われ、ご祭主と共に参拝者全員で、このたびの大震災で亡くなられた御霊様のお道立てとご遺族、被災者の皆様のここからの立ち行き、被災地の速やかな復興を心からお祈り申し上げた。

 その後、運営委員で金光教財務部長の山下先生から挨拶があった。冒頭大地震で亡くなられた御霊様のお道立てとご遺族、被災者の皆様に哀悼の意を表された後、大要次のようなお話があった。

 「石原都知事はこのたびの地震を『日本人の我欲に対する天罰』だという意味のことを発言したが、我欲はあるかもしれないが天罰ではない。私たちの命は、天地の命があってはじめて生きることができる。私たちにつながる命の時間は46億年前に地球が誕生して以来続いているのであり、地球誕生から現在までの46億年の歴史を1年365日のカレンダーで表すと人類の誕生は12月31日の大晦日の11時37分。ゆえに皆さんの年は46億20歳とも言える長い長い地球の歴史につながり、天地によって生かされている命という自覚がまずは必要である。
 神様はそうした中にあって人と人とが助け合って、支え合って幸せに生きてほしいと願っている。このたびご不幸にも亡くなられた御霊様は、生き残られたご遺族家族、関係者の皆様の生活の安心をそれこそ必死で思われ、願われていることと思う。神様も同じように私たち人間のことを思い、どうか助け合って幸せになってほしいと願われている。その逆に人間の我情我欲や思い上がった振る舞いに対して、神様はお嘆きになっているのではと思う。
 東京学生寮の【綱領】や【願い・精神】に『世界、人類に貢献し得る人材の育成』とあるが、皆様もぜひ人を助け、世のお役に立つ人間として活躍していただきたい」。

 続いて、新入寮生歓迎会が開かれた。今回は茜会の先生方3人、気仙沼からの高校生Mちゃんも加わり、運営委員、関係者、在寮生が4つのテーブルに分かれて、恒例となっている班対抗「誰の答えでしょうか?」当てゲームで楽しんだ。

 「生まれ変わったら何になる」、「あなたの好きな芸能人」、「あなたの好きな1字の漢字」、「無人島には何を持っていく」との質問に全員が答え、その答えが誰の書いた答えかをグルーブ対抗で当てあう。

 毎年のことながらなかなか当てるのは難しいが、今回は日頃からみんな仲がいいので結構の正解率だ。老若男女、留学生もいるから面白い。ぼけてもいいが、ウソはダメというルール。

 その途中、私たちに夫婦にとってのサプライズがあった。何と寮監・主事就任20周年を花束と豪華プレゼントで祝ってくれたのだ。そんなことに慣れてない私はもう涙を抑えるのが精一杯であった。寮生の皆様に深く感謝。

 創立101年の開寮記念祭、新入寮生歓迎会も盛大に開催することができ、新たな新年度を出発することができた。関係各位に深く御礼申し上げたい。

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このページは、つっさんが2011年4月18日 16:33に書いたブログ記事です。

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