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勝浦教会大祭無事執行

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 4月29日、勝浦教会大祭が麗しく仕えられ、昨日無事帰寮した。ただ、強力雨嵐コンビのTTさんと最近よく出会うせいか、勝浦教会大祭で記憶にないほどの大雨の中の大祭となった。

 勝浦では普通の雨でも、東京から言うと豪雨と表現してもいい降り方をする。そのこともあってすっかり写真を撮るのも忘れてしまった。(そのようなことで勝浦の名所写真を掲載してます)

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 教話は「末々安心のおかげを」との講題で私が概要次のようにお話させて頂いた。

 末々安心に暮らしていくためには、 実は今の今、今月今日を大切におかげを受けていくことが末々の安心につながっていくとの道理をしること。

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 不安になる原因はふたつある。1つは、時間感覚 時間意識というもので、「あの時ああしておけばよかった」とか「先々どうなるんだろう」、「ガンになったらどうしよう」、「死んだらどうなるんだろう」とか、過去の出来事を引きずったり将来のことを考えて不安や心配の心を持つようになる。

 よくよく考えてみると、考えている自分は今というこの瞬間、瞬間だ。時間がたって5年先、10年先でも考えている自分はその時の今の瞬間でしかない。過去のことをうじうじ悩んでいるのも、将来のことを心配して取り越し苦労している自分もまさしく今でしかない。

 意識できるのは今の今でしかないのだから、未来は当然として過去も変えられるのだから過去のことを思い悩んだり、未来のことを心配する必要はないのだ。

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 もう1つは、自分や自分がいるところの場所意識。自分が今いる場所や自分よりもほかの場所にいる人の方がいいと「比べる」。例えば、自分よりいいお家に住んでいるとか、いい大学とか自分より上と比較することで思い悩み、不安になる。

 つまりは、「わが心でわが身を生かすこともあり、殺すこともある」との教えのように不安の原因を自分自身でつくっている。

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「お天道様のお照らしなさるのもおかげ、雨の降られるもおかげである。人間はみな、おかげの中に生かされて生きている。人間は、おかげの中に生まれ、おかげの中で生活をし、おかげの中に死んでいくのである」。

 今こうして生かされている今という時間は、最高、最善、最大の時間を頂いている。今こうしてある場所は最高、最善、最大の場所を頂いている。歴史一の今、世界一の今を頂いている。そのおかげを今月今日頂いていけば、何も心配のいらない末々安心の道が用意されているのである」。

 以上について、ある寮生のお話と私が大学の時に四国で出会ったおじさんの話を話材にお話した。