Home > 5月 15th, 2014

安倍首相が集団的自衛権行使容認を表明

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 先ほど安倍晋三首相が記者会見し、集団的自衛権行使容認を目指す考えを表明した。総理であるから様々な意見に配慮して(特に公明党)、何とか理解してもらおうとする努力は理解できる。
 
 しかし、日本国憲法の平和主義を言うなら、私なら「どこまでも武力によらない平和を目指すが、事ここに至っては万やむを得ず『自衛戦争』ではなくて『自衛権の行使』を認めてほしいと説明すると思う。が、どうも総理はそうではなくて、やはり復古主義的な憲法改正を目指しているのではと疑ってしまう。

 それから今回もまた具体的な事例を提示して説明しているが、私たちは一つ一つ丁寧に検証する必要がある。例えば、米国に向かって発射されたミサイル(北朝鮮を想定)を迎撃する事例がある。説明はここで終わるが、迎撃した後どうなるかの説明がない。

 当然打ち落としたから終わりの話ではない。北朝鮮は日本を敵とみなして必ずや日本にミサイル攻撃を仕掛けてくる。とどうなるか。米国は自分に向けられたミサイルが迎撃されたのでプラス。北朝鮮は米国へのミサイルは撃ち落とされてしまったが、日本に向けて撃ったのでプラマイゼロ。撃たれた日本だけがマイナスなのだ。

 それがもし日本海側に多数ある原子力発電所なら・・・・・・。 

 それこそ国民の生命と暮らしのために、よくよく精査しなければならない問題である。

 この集団的自衛権の問題を下記の通り、第32回金光教東京平和集会で取り上げます。皆様お誘い合わせの上、是非ご参加ください。

第32回金光教東京平和集会
 日本の進路を左右するといわれる集団的自衛権の行使容認を巡る問題について、そもそも「自衛権」とは何か、それはどのような背景で生まれてきたのか、そして集団的自衛権の行使がなぜ必要なのか、あるいは必要ないのかについてそれぞれの意見を検証するとともに、今日の状況は世界人類が積み重ねてきた平和への取り組みの中でどう位置づけられるか。またこの問題を通して「戦争と平和」の問題を金光大神の信仰からどのように見ていけばいいかについて参加者と共々に考えてまいりたいと願っています。

テーマ 「個別? 集団? 自衛権って何?」

日 時 7月20日(日)午前11時から午後4時頃まで
場 所 金光教館イーストホール(金光教東京教会)
内 容 ・大人のひろば
ゼミナール形式で集団的自衛権を視点に戦争と平和を考えます。
・子どものひろば
様々な方式を持って、平和の尊さを楽しく学んでもらいます。
(詳細はチラシで)
・ランチミーティング(できれば昼食お弁当持参)
・平和行進(千鳥ヶ淵戦没者墓苑へ)
・御祈念