開寮記念祭・新入寮生歓迎会
4月12日土曜日午後3時から、金光教東京学生寮集会室において、2014年度の開寮記念祭が福田光一運営委員長代行ご祭主、金子運営委員祭員により滞りなく仕えられ、その後、山下運営委員(本部教庁財務部長)から大要次の通りご挨拶があった。
「御用で刑務所に行くことがあるが、21歳までの入所者の約7割が両親か片親がいない。つまりは家庭に問題があり、最近では保護者を呼んで親から教育をしているようだ。
同郷の先生の奥様は女4人姉妹。その姉妹たちがそれぞれお父さんに『誰が一番好き』と聞いたら『あなたが一番』と全員に一番と答えたそうだ。『オンリーワン』ではなくて『全てが世界一』だと。
元京セラ社長の稲盛和夫氏は『女性は神に近い』と仰っている。お道の信心ではなじみの教えだが、お母さんは自分のことを一番大事に思っていてくれ、祈ってくれている。お母さんは神様と同じような存在、だから女は神様に近いと。
皆さん方もこうして今いることは決して当たり前のことではなくて、お母さん、お父さんや様々な方の祈りがあってのこと。どうぞそこに思いをいたしてここからの学生生活、寮生活を元気で送って頂きたい」。
続いて新入寮生歓迎会。まず全員の自己紹介の後、私から次のようにお願いした。
「この寮に入ったからには『神様のものさし』を是非持って卒寮して頂きたい。人間のものさしは目盛りがある。神様のものさしには目盛りがない。もちろん人間のものさしも必要でこれがないと社会が成り立たない。しかし、この世界は人間のものさしではかれる目に見えた世界だけて成り立っているのではない。目に見えない世界というもう一つの世界でも成り立っている。これを見るのに神様のものさしが必要。
そこで少しヒント。中国の老子の言葉に『上善水の如し』とある。この水のように生きる生き方が3つある。まず『水は方円の器に随う』というように水は丸に入れば丸くなり、四角に入れば四角となる。つまり柔軟性があり、融通無碍。二つ目は、水は底へ底へと流れ、いつも底辺に溜まる。つまりは謙虚であり、絶対に上から目線に立たない。そして『水は岩をも砕く』といわれるように非常に力強さを併せ持つ。
こうした生き方を意識しながら、これから追々お話していくが、私の提唱する『お陰さま』、『お互い様』、「お先のどうぞ』の3つの『お』を実践していけば、真に自立した自由な生き方、すなわち『自立的自由人』というすばらしい人生が開けてくる。それには是非とも『神様のものさし』を持って頂きたい」。
引き続いて、恒例の「誰の答えでしょう?当てゲーム」で楽しんだ。石津寮長が大学最初のガイダンスでどうしても遅れるとのことで高橋副寮長司会進行で始まった。
班対抗戦で「好きな漢字一文字」、「部屋にある宝物」、「好きな番組」、「生まれ変わったら」、「今年の目標」という質問に全員が答える。その答えを誰の答えかを当てあいっこする。ぼけてもいいが嘘はダメというルール。意外な答えにみんな大爆笑。
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今年は何とA班が、このゲームを始めて20年来、はじめてパーフェクトで当てるという快挙があった。それも後で聞くと、新入寮生でしかも留学生のTさんがほとんど当てたという。何と人の心理を読み解くような研究をしているらしい。恐るべしである。
そしてこれまた恒例の罰ゲーム。とんでもない量のわさび入り寿司を食べる。7人中2が犠牲となるが、藤原先生の名演技に誰も私に同情してくれない。私のが演技に見えたそう。人は見かけによりません。なぜか毎年私のいるC班と小柴先生のいるD班が最下位争いを演じ今年は負けてしまった。わさびを仕込んだ張本人が当たるとは・・・・。
最後に遅れてきた寮長が自己紹介して、今年度の東京学生寮のスタートが切られた。
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