第42回沖縄遺骨収集に参加 2
昨日書いた軍服のボタン。
第二日も昨日と同じ範囲の捜索。先発隊の皆様が、進路全てに目印としてロープを張ってくれているので間違わずに安心して進める。
途中の分岐点で全機動のNさんが進路について詳しく説明をしてくれる。私たちはここからさらに西側ライン海側に回り込む。進路ロープの最後の分岐点あたりに弁当を置き、1班の拠点とした。1班Cグループは、昨日の完全御一体が出た場所のすぐ近くに見つかったご遺骨を引き続き収集し、またその周辺を捜索してもらった。
ABグループは、拠点からさらに海側に進む。私のAグループは途中自然の洞窟を集中的に捜索、取りこぼしの骨片を数点収集した。お昼は拠点付近に集まりお弁当を広げる。どうも背中がむずむずする。
実は昨日お弁当を食べていたその下からご遺骨を発見、Cグループが引き続き今日も収集して頂いている。
何か感じるものがあり、午後からわがAグループは、そのお弁当を食べた真後ろの崖下を伐採捜索。B班の方には、そこから反対海側に少し降りたところの大岩を指定し、集中的にその付近を捜索してもらった。あまり動き回らない作戦だ。
1時間がんばったが全く出てくる気配もない。娘とHちゃんはしりとりをはじめる始末。娘に「掘ったところに寝てみて、逃げ回っていた方たちの気持ちになってみろ」と気合いを入れる。時計を見ると3時をまわった。第二日は4時から慰霊祭が仕えられる関係で早く終わらなければならない。
もう一踏ん張りと掘り始めたら、木片が出てきた。娘たちがご遺骨かもと言うが、木だろうと。すると娘がもう一つ大きな大腿骨らしきものを掘り出した。その時点でもまだ確信が持てない。一応置いておこうと言っていたちょうどその時、何と第1回目から参加しているIさんが偶然にも現れた。
聞いてみるとすかさず「ご遺骨だ」と。きゃーという感じである。慌ててみんなで一生懸命掘り始める。3班の方たちも応援に来た。昨年も肩胛骨を馬の骨と間違えそうになった。二年連続、面目ない。私の頼りなさにIさんを差し向けて頂いたに違いない。
驚くことにBグループに指示していたところから、まさに同時刻頃にご遺骨が見つかり、続々と出てきているとのこと。毎年のことであるが、最終日のそろそろ終わらなければと時間が迫ったときに見つかるのだ。今年は特に御霊様が呼んでいるとしかいいようのないくらい。ABC3グループに分けた、その3カ所全てでご遺骨を発見。それも相当数の御骨を収集させて頂いた。
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