人気の「血液型バラエティ」番組が問題となっている。東京新聞によると血液型を取り上げた番組は確認できるだけでも今年4月以降で約50本という。どれも視聴率が高い。しかし、NHKと民法でつくる第三者機関「放送倫理・番組向上機構」(BPO)に苦情が多く寄せられているようだ。
今春以降、「人権侵害。差別と偏見以外の何物でもない」、「血液型による差別やいじめが起こっている。視聴率獲得が優先され、倫理的問題が無視されている」などの苦情が150件もあった。BPO青少年委員会の原寿雄委員長は「一種のいじめまでおきている。社会常識のように血液型で性格判断できるという見方が流通している」と危惧している。
私はこの記事を読み、かつて当欄でも安易に血液型のことを語り、人権感覚のなさを痛感した。なるほど血液型によって性格が決められ、何の根拠もない血液型によって性格を決められるのは不愉快。差別の問題は、なかなか差別を受けている人の気持ちを理解することが難しく、この程度はいいだろうと判断しがちである。しかし、これは自分自身の問題でなく、相手がどう思っているかという問題である。

コメントする