「森」と「林」の違いがわかる?
と、今、東京センターでO先生が聞いてきた。それを聞いて思い出したのが、数年前、前東京寮運営委員長のK先生と旅行する機会があり、先生が同じ質問をされことだ。その時は、漢字の字のごとく、「こんもり」とした方が森で、「林立」しているのが林であると答えたような気がする。
実はK先生もそのことで悩んでいたようで、本当の答えはわからず、私の答えにも納得いかない様子であった。帰って辞書を調べようと思い、ある時ふと思い出して岩波の国語辞典を引いて見たが、森は「木がたくさん生え茂っているところ」、林は「木がたくさん集まって生えているところ」と書いてあり、全くその違いがわからなかった。
O先生、規模や漢字の表記ではなく、音の方を考えろという。「鎮守のもり」とはいうが「鎮守のはやし」とはいわない、「杉ばやし」というが「杉もり」とはいわないと得意げにいう。色々答えたが、近くなったり遠くなったり、結局降参。これはタモリの「笑っていいとも」でやっていたそうで、見た人もいるかもしれないが、みなさんわかった?
答えは、人間の手が加わったのが「林」で自然にできたのが「森」ということ。「生やす」とは人間の手で生やすもので、そこから「林」となり、森の方は「もりもり」自然に生えるから「森」だそうだ。K先生もこれを聞くと納得すると思う。
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