先日子供たちにせがまれて、超久しぶりにカラオケに行った。家族だけで行くのは確か2回目。1回目は、まだ子供たちがようやっとアニメソングや童謡を歌い始めた頃だ。
このたび行ってみてびっくり。兄貴は尾崎豊をマイクを45度以上あげて大声を張り上げて何曲も歌うは、妹は大塚愛をこれまた何曲も熱唱。いつの間に覚えたんだろう。妻は相変わらずアグネスちゃんか、松田聖子の赤いスイトピー、進歩がない。
それにしても尾崎豊といえば、私が寮監に赴任していた頃の寮生がよく歌っていた。あのころは何かといえばカラオケに行き、それこそ帰り道で雀がチュンチュン、夜が明けてきたことが何度もあった。
昔ご本部の教監であられた方に「みんな本当に思想のない歌を歌うね」と言われてから、私もまねして、人が歌う歌を聴いては、「思想がないね」と言っていた。しかし、ある時はたと気がついた。それではなぜこのようなやっちもない歌が何年も歌い継がれるのだろうと。やはりそこにはその時代の何らかのメッセージがある。それはそれで立派な思想ではないかと。
といいながら、私も百尺竿頭一歩も進まず、「仮面の忍者赤影」や「燃えよドラゴンズ」等々思想のない?歌をいまだに歌い続けている。
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