小学校6年生に対する「戦争を起こさないために、どうしたらよいと思うか」という問いに、
1 ほかの国へ行って悪いことをしない。
2 みんな仲よくする。
3 外国人を自分の国に帰す。
4 武器をなくす。
5 世界の政治家を全部、平和を考える人に返る。
6 戦争のこわさを教え、戦争反対者を多くする。
この小学生たちの答えは見事、まさに世界人類が平和へと経験と知恵を積み重ねてきたものと一致するとの指摘がある。すなわち、
1 侵略戦争の否定
2 諸国民の相互理解
3 外国軍隊の撤退、中立
4 非武装
5 平和への政治の転換
6 平和教育、平和運動
となる。これは国連憲章や日本国憲法にすべてもられるいるのである。
最近、自称現実主義者たちが憲法9条が現実にあわないとして改訂しようとしている。しかし、世界の紛争最前線で調停や武装解除に当たっている人は、確かに単純に非武装を唱えるだけの傍観者的なまさに非現実的な平和主義は批判するが、憲法9条の条文やその精神を決して否定しない。
憲法そのものが空文、空想的なものではなく、そうせしめている私たちのあり方が問題なのである。世界人類は確実に平和へと歩みを進め、戦争を違法化し、そしてその先に憲法9条を見ているのである。決して逆行してはならない。
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