『あるものみな美しく 起る事みなよし』

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 表題の言葉は、毎年の金光大神大祭東京寮寮生参拝のおりに、特に寮OBの先生方にお話しを承っているが、その中で高橋行地郎先生のご講演の時に聞かせて頂いた言葉である。先生の父上にあたる一郎先生についてのお話しの中で聞かせていただいた。大変な病気と取り組まれたなかで生まれてきた言葉だと私も感動させていただき、その語源について深く考えないままに、教話等で結構使わせていただいていた。

 その語源について、大崎教会ホームページ掲示板の「小川洋子さんのトーク」というところの竹部晴雄先生の書き込み(後掲・転載)にその出所が書き込まれていた。はじめて読ませていただき、本教平和観の真髄が見事に表現されていると感じ入っている次第である。

  
大崎教会掲示板より引用
「高橋正雄大人20年祭の記念冊子の表題『あるものみな美しく起る事みなよし』
40ページの小冊子で、昭和60年5月25日発行です。
その中に、正雄先生が昭和31年初春にしたためられた色紙もあります。
昭和30年8月10日に開かれた一族会の記録が内容になっています。

その中に、正雄先生が霊前であげられた祭詞が載っていますが、関わりのある最後の部分を紹介します。

 『今後、どのようなことが起きてまいりましょうとも、どのようなものが生まれてまいりましょうとも、またわれわれ自身どのようになりましょうとも、よいほうにも、悪いほうにも、どういうことになりましょうとも、その善悪、美醜、利害、正邪、一切の差別、対立をこえまして、真に助からせて頂くことができ、「あるもの皆美しく、起ること皆よし」との生き方におかげをこうむらせて頂き、しかも、その中において、それそれの立場立場において、おのおのの受持ちを実意に丁寧に受持たせて頂きまして、それそれに助からして頂きますように、ひとえに御願い申し上げます。
 かえすがえすも、天地金乃神の働きだけで助かることのできないわれわれが、生神金光大神取次の道によって、助けられていくことのできるその道を開いて下さり、神も助かり、氏子も立ち行くという、真に申しようも、思いようもない、有難いことにならせられておりますことを、かえすがえすも厚く御礼申し上げます』。
大崎教会

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このページは、つっさんが2005年2月26日 19:21に書いたブログ記事です。

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