電車事故

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 何とも、またいたたまれない事故が起きた。50名の死亡というこの時代にもなって考えられない事故である。一瞬にして50人もの方がこの世から姿を消した。ご家族、関係者のことを思うと言葉もない。

 つい先日も、同級生が交通事故で突然亡くなった。車の独り相撲ではあったが、なぜ何だという気持ちは押さえられない。亡くなられた当事者にとってみればなぜ自分たちなんだと思うであろう。

 以前、おなかの中に子供がいる友人のご主人が、交通事故で一瞬にしていなくなった。周りの人からなぜ、なぜなんだと問いつめられたこともあった。申し訳ないがその答えはない。

 私たち人間は、私たちの能力以上に能力を発揮してしまったが故にとしか言いようがない。自分個人の能力でめいっぱい走ったもの同士がぶつかっても、死ぬことはないと思う。が、それと同じように私たちは車も乗り、電車も乗り、飛行機も乗りながら安全だと思い切っている。

 しかし、それはかつて大海原に危険を承知で船出したことと変わりがないほどに危険なことではないか。それを忘れている傲慢さにやはり事故が起きるのであろう。万事に、人間業を越えたことをしていることを自覚しつつ、常々ご都合お繰り合わせ願い、無事を感謝していくしかない。ご冥福をお祈り申し上げる。

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このページは、つっさんが2005年4月25日 12:32に書いたブログ記事です。

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